2012年03月31日

アイアンブルー iron blue



鉄は社会の基幹であり、それを作る工業は基幹産業である。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

かつて東北を旅し、釜石の駅に降り立つと、その駅前を通る道
は新日鉄釜石の工場が壁のようにそびえていた。
釜石のつくる鉄もその強い意思を持つラグビーもこの壁のよう
に大きな工場が作り出すもの、それを実感した駅前の景色とし
て覚えています。

やがて高度経済成長を遂げた日本はやがて基幹となるものの
軸がずれ、鉄以外のもの、電気や車に頼るようになっています。

そして先の震災報道でその町がことさらに取上げられたのは
私たちの釜石の印象をまさに突き崩し、流れ去らせるものとなり
ました。

既に大きな鉄の町ではなくなった町は今もあり、私たちの中に
大切な印象を残しています。

鉄以外にシフトしたために起きたさまざまの産業、それを支える
電気のために、また東北は被災を大きくした。
私たちが得たものの変わりに大きなリスクを持つことを再認識
した昨年。

釜石の朝市を歩いた遠い日を思い出し、壁の反対側に大きな海
があったことを思っているのです。
鉄とは強さの象徴です。鉄を日本のために生み続けた町はその
誇りを失ってはいない。

たしかあの旅は冬、あの雪のまう釜石にも今日のように桜が咲く
ことを願っています。そして鉄の意思と誇りを取り戻していただく
よう祈ります。  

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2012年03月30日

ビリジアン viridian



顔料とはほぼ自然からつくられる色である。
自然界にはさまざまな色があるが、人を惹きつけてしまう色は
ほぼ金属・重金属から生まれている。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

ビリジアンもその例に漏れず水酸化クロムを用いている。

美しい貴重な色は、発見されると豊かの象徴とされ、しばしば
王侯貴族が専用に用いるものとなる。
その独占する美しい色を供給するために、民はその毒に触れ
ることとなる。

石を砕き、粉にまでしてつくる顔料づくりの手間の歴史、独占
の歴史が世界の伝統色に多く残っている。

美しい色は毒をもつ。
その毒は美しい発色をする。そしてその色に魅せられて人は
毒を手にし、美しい色を手にいれる。

重金属がつくる美しい顔料を使っていた頃、画家はしばしば早
死にをした。それを知っていても残したい絵には美しい色が必
要だったのです。  

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2012年03月29日

パンプキン pumpkin



パンプキンなどというより「かぼちゃ」という語感が旨さを広げる。
まあるくて豊かなかぼちゃはどんな料理でもおいしいものである。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

長男というのは基本甘えん坊でありまして、各地にお姉さんだの
お母さんという人を持っています。
そのひとり、やまめの母さんはかぼちゃを好きなことを覚えてい
てくれて、顔を見れば山のようにかぼちゃを揚げてくれる。

ほっくりほくりな味に顔も同じくしてそれを平らげる。
ほくほく食べている顔を見て、母さんは満足な顔をしてくれる。
するとまたかぼちゃは甘くなるのです。

かぼちゃのふくよかさはどんな菓子より甘く、ほっくりほくりして
腹をふくらませ、顔をゆるめてくれるのです。

扇に刻まれたかぼちゃを山に積んでどこかの息子は食べるの
です。

スープにされると、ほくりがなくなって残念だから、やっぱりかぼ
ちゃはほっくりほくりと山を崩して食べていきたいのです。

おいしいかぼちゃ、ほっくりほくり、向こうにおいしく食べてるかな
と母さんの顔がのぞいています。  

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2012年03月28日

アイビーグレイ ivy gray



話題となっているドラマを中心に盛り上がる。NHKの朝ドラは
多くの人の生活の中に浸透するドラマです。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

半年前までの「おひさま」フリークは「カーネーション」に移り、そ
のドラマの進行をさまざまに評論する。インターネット上にはド
ラマをさまざまに評価するそんなサイトがあるのです。

女性の一代記を見せてくれているカーネーションは、残り3週を
残して主役が交代するという「ドラマ」があり、そのファンはその
話題を今にひきづります。
92歳までドラマは進み、今週半年に渡った盛り上がりを終えよ
うとしています。

人の一生を彩るさまざまな人が登場し、去っていきました。
亡くなった人は丁寧にもドラマの中の写真立てで笑っています。

ファッション界を歩いた実在の主人公の一代記として創られたド
ラマならばシナリオはその人生を踏襲する。

私たちは、自分の、自分のまわりの人の人生を思い出すとよい。
つじつまが合う人生があれば、その人らしい人生もある。
それを役者が演ずるとすれば、そこに演出のさまざまな期待が
あり、演ずるものへの期待があるのだが、その一代記は変るこ
とがない。

人生を全うして亡くなった人の人生はみなすばらしいものである。
誰も同じことを経験できぬ、多くの美しさを含んでいる。
カーネーションの中期を彩った北村さん、一時IVYルックを楽しん
でいた。ただそれだけでこの文を書いている。  

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2012年03月27日

ボルドー bordeaux



フランスでは子供でも食事時にはワインを飲むんだよ。
そんな話は確かめるべくもない。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

ワインと言ってもピンキリで、キリだといえど美味しくいただける
ものもあるという。
毎日楽しむならばそれなりの金額でなければ「楽しみ」にはな
らない、ましてや食中で楽しむとすればなおさらである。

食前酒は今からはじまる食事の前に腹を活発にさせるために
ある。
さあ、ごはんだよという前に全胃を活発かつ開放するためにある。
食後酒ならば、満足の余韻を続けるためにこそある。

ならば食中ならどうなのか、これは水分に代わるものであり、か
つ都度口を洗い、次の食のためにリセットするものである。
そして適当なアルコールが、食をすすませるとともに、食を共に
楽しむものとの関係をつくる手段とも使われている。

じつは私はワインを飲まない。飲まないから人生の何分の一
かの楽しみを持たない、さらにその他の酒もさほど飲まないから、
人からすれば大変人生で面白くない人となっている。

それでもそんな時が来てもよいなと思ってはいるのです。
朝から飲む酒のうまさ、昼から贅沢にと思いつつ開ける酒、まだ
夕方なのにいけないなと思って飲む酒の贅沢さ、そして友と交わ
す酒の楽しさも、酩酊もぐずぐずも翌日の大後悔も知っている。

ワインですか、いいですね。と知らぬわけではないながら、本格
的にはこれからですよと未来のためにとっておく(と云う)

ワインでも飲みますか、飲みはじめてみますか。
まるで知らないからボルドーを試してみますか、などと話だけの
酒呑みは「話飲」というのであります。   

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2012年03月26日

プルシャンブルー prussian blue



プロシアはドイツ・ポーランドあたり、ヨーロッパの各国とは民族
を表し、その歴史を今に残しています。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

私たち日本人は近く何系のというルーツは持っていませんから
私たちを示すものといったら何県の出身かということとなる。
ヨーロッパの各国ではそれが国を跨ぐだけで、日本では出身県
を聞くだけでも面白く、多くの人種のように楽しめるのです。

「アイルランド系のカナダ人だ」

などとルーツを告げるとしたら、土佐系の静岡県人だ。
私などこう告げれば、およそ相手の想像を惹きつけることがで
きる。
かつて藩の時代の特色こそ、私たちをおよそ表すこととなるの
です。

「でも土佐って感じじゃないですね」と言われてもうあの血は薄
まったようだと判断するのも楽しいものであります。

それでもかの地をまだ知らぬ身は、黒潮の音の地に一度は行き
たいものだと思うのは血が騒ぐからか。
プルシャンブルーは浮世絵の青に近いと聞けば、あの浪の向こ
うにも行きたいとも思う。

土佐に行くのはどうさ、血が求めていますかな。  

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2012年03月25日

フォレストグリーン forest green



人はかつて山の人とそれ以外が分かれて棲んでいた。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

かつて食生態学者・登山家・探検家の西丸震哉氏の本に出会
い、面白くてすっかり先生のファンとなる。
その先生の説明に、山の人のことが書いてあった。

山で暮らす人たちは下流の里に降りることなく生きられるよう
山と山を結んで交流し、それ以外の人とは交易をしていた。

川沿いに山を上れば隣の川とをつなぐ道が必ずつながっている。
川という字そのままに、三本の川があればその奥ではあみだ
クジのようにつながっている。

どんな山の奥に行っても人家はあり、そこで長く暮らす人たち
がいることに驚くのだが、代々継いできた基本は山の暮らしだ。
便利な下流の平野に出ることをよしとせず、山と山の交流と交易
で長い間くらしてきた「山の人」の暮らしがあるのです。

「海と山とどっちが好きだ」などと問われたら「海」と答える私など
は山の人ではない。
山の人のDNAはもう薄れているのだけれど、どうしても山を目指
す人が多くいるのも事実、私たちの先祖の山の人は、山だけで
暮らしていた。

山には山だけのルールがあり、山と山をつなぐルートをたどれば、
今も一度も下に下らずに繋がっていけるのだそうです。  

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2012年03月24日

サフランイエロー saffron yellow



毒は少量ならば旨みにもエッセンスにもなるが、もちろん多量
に摂取すれば体に害をするものです。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

かつて「毒」を扱ったという映画の予告を見て(忙しがる性格は
映画を見るに至らない)、毒の持つ魅力を想像した。
毒はその用い方に私たちが惹きつけられるものである。

ごく少量使うことにより、エッセンスにもパフュームにも、絵の具
ともなる。絵の具の毒はより美しい発色をする。

サフランはなんとメシベのみを摘んで使うという。
メシベから抽出される色がこの色となる。そして多量に服用すれ
ば毒となり害をなす。

私たちは毒と聞くだけで魅了されてゆく、そしてそのエッセンスを
用いて香り高いもの、おいしい味、美しい色を作り出す。

毒ヘビ、クモだと聞けば無毒なものより高い興味を示すのである。

ごく少量に挑戦してきた人の歴史はさまざまなものをつくりあげる。
その名に魅了されるのは、その少量の毒の香りに感づくからである。  

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2012年03月23日

スチールグレイ steel gray



鉄は産業の基幹であり、鉄は産業の発達を代表し、巨大なる
建築に貢献する強い意思の現れの具現化したものである。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

大きな鉄骨、大きな鉄の構造物を「重鉄」といい、専門の工業が
それを担当する「重工業」の各社の仕事です。
重工業をHeavy industryと言い、その略はHIとなる。

ちなみに重工業とは鉄鋼・船舶・車両・動力機械など、比較的重
量のある生産物や生産設備を生産する工業をいう。

じつはかつて仕事のご縁あり、石川島播磨重工業(IHI)と仕事
をしましたが、これを書くにあたり検索してみると、重工業各社
はHIのいう名前を社名に残しています。

三菱重工がMHI 川崎重工がKHI もちろん石川島はIHIという。

こんな検索をして調べた懐かしきIHIの会社の履歴を読んでい
けば知らなかったさまざまな成果を知ることができる。
国産ロケットのH型を作っていたり、いすゞ自動車がこの会社か
ら興っていたことなどなど。

重工とは総合産業であり、国と最も近い産業基幹にある。
懐かしきIHI訪問時に、国を担う気概を感じる人が多かったこと
を思い出しています。  

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2012年03月22日

バーガンディー burgundy



かつて「私の体にはワインが流れている」と言った女子大生タレ
ントあがりのワイン好き女優さんがおりました。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

ワインの愉しみを知らぬ身は血液どころか毛ほどもその喜びを
持たぬからさみしいことでありますが、その代わりに文字の愉し
みを持つ、ワインの産地、フランスのブルゴーニュを英語表記
するとバーガンディだというのです。

ワインの色は血の色なれど、それは女優さんの血の色を表す。
私たちはフランスの美酒の色を身に纏う服の色とする。

ワインの喜びを知り、読み、深く薀蓄をためながらも身を浸して
体に染みさせることまではいかず。

女優とはそれを薬とも毒とも体で試してゆくものである。
私たちはバーガーンディにフランスの美酒の産地の語感を楽し
む程度のことである。  

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2012年03月21日

ネービーブルー navy blue



かつて海外から来る音楽をまだ輸入していると思っていた頃、
その音楽は洋楽と呼ばれ、私たちの邦楽とは別のオシャレな
ものとして扱われていました。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

洋楽それもポップスと呼ばれる音楽はラジオから流れてきまし
た。もちろん英語ですけれど、若い心には音だけでその音楽が
すばらしい自分たちの音楽だと感ずることができたのです。

「ブルーネイビーブルー私の彼は、青いお目めをした水平さん」
そんな歌がありました。

もちろん洋楽なのですが、それに訳詞をつけて歌われていたの
です。

歌手たちがLPレコードにアルバムを収録していた頃、若い女の
子のアイドルたちのアルバムには必ず入っていたものでした。

原曲は1968年のダイアン・リネイの曲といいますから、当時の言
葉でいうならば随分とさまざまな青春歌謡曲を歌う歌手たちに歌
われてきたものです。

原曲は知らなくとも、アイドルたちの歌声で覚えているのです。  

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2012年03月20日

エメラルドグリーン emerald green



今年は大きく開花時期を遅らせた河津の堤を過ぎ、すぐそこの
海に突き当たり南を目指せばやがて白浜となる。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに緒戦して
います。

海岸沿いのそれも高い崖沿いに行くドライブの時間を楽しもう
と白浜の手前、最も高く海を見下ろすところにある尾ヶ崎の展
望所に立ち寄るのです。

尾ヶ崎からは白浜~下田の爪木崎まで見渡せます。
高いたかい崖の上に休めばまるで海を手にいれたように高揚
する。
まるで心そのものに、この崖には猛禽類が棲んでいて、海崖を
高くたかく舞い上がっているのです。

ここからが伊豆のエメラレルドを目で採集してゆく道です。
助手席からはワアワアとその色を見つけた声がして、横目して
その煌きを一瞬目にとめるだけのドライバーが海の崖道を行く。

宝石は助手席の者にあればよく、ドライバーは現実に向って安
全にかつスリリングに行くのみなり。
久しく行かない伊豆の海は、河津の喧騒の後に向うものなり。

たまには平日の宝石を見にいこうと心が誘っているのです。  

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2012年03月19日

バフ buff



ひとつの色名を見て複数のインスピレーションが湧くことがある。
今朝のお題は「buff(バフ)」、毎日のこのお話は見た瞬間に思っ
たことを書き出すこととしている。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

buffを字引けば「牛や水牛のなめし革(の色)」なのだという。
ならば愛する革製品やこだわって革シートを選ぶ車の話もよい
だろうが、もう一つ「バフがけ」の方が欲求が強く感ずるのです。

木工や金工など最後の仕上げに布を巻いたグラインダに押し付
けて磨くことをバフがけと言う。

手がけている浜名湖フォークジャンボリーのご縁でスポンサーの
ひとつ岐阜可児にあるK.YAIRIという手作りギター工房を訪ねた。

ギターは木工品である。パーツづくりから組み上げ、さまざまな工
程の職人の手を経てギターは完成に近づく。
全ての工作が終われば最後に磨きの工程に運ばれてくる。

磨き職人はギターを手にとり、何種類もの粗い~仕上げまでの回
転するバフに押し付けて、ピカピカの鏡面になるほどに磨きあがる
ギターはラインから出て完成する。

もとより磨けば光るものを少しづつ磨き続けるのが好きな男はその
作業を夢中で見つめていることができる。
レンズ磨きに宝石磨き、ギター磨きまで、そこに職を得ていたなら
どうなったろうと考える。

現実には磨かれない男は磨かれないまま何かの原石でいて、その
原石の名すら知らないでいる。  

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2012年03月18日

グレイ gray



よき名前はシンプルで短いものである。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

仕事がインターネット系であるから、多くのドメインの決定に立ち
会うことになる。ドメインとはホームページやメールを活用する時
に名づけるアイデンティティである。

多く使われるようにソニーであれば「sony.co.jp」である。
これをドメインといい、先取り方式で同じものを登録できないよう
にされている。

そしてこのドメインは短いほどクールでスマート、つまり格好がよ
いとされています。

色名で思い出せば「グレイ」はバンド名でもある。今まで幾多のバ
ンドがつけた名ながら、ここまで類例が多い名前ならメジャーにな
ったものが勝つこととなる。

かつて「The BEATLES」もその前身に「シルバー・ビートルズ」と
呼ばれていた頃があると聞いている。
シンプルにすれば、BEATLESとなり、世界に無二のものとなった。

ドメインも同様、世にはもうシンプルな名前などないから、または
代表するものになるには苦労するからと、いくつかの言葉をつなげ
て名前とすることになる。

Dreams comes true とバンド名を決め、それが「ドリカム」と略し
て呼ばれたら本物であるという考え方も生まれている。

もしくは英語の頭文字を組み合わせて名づけることも流行する。
けれどその略語で呼ばれるようになれば、名づけの意味はまた
無視されてしまうこともよしとする。

名は体を現す。最近の流行では「ひらがな」が多用されている。
けれどもこの流行だけはどうにも馴染めないでいる。
大いに子供っぽく見えてしまうことである。

漢字なり英語なりを使えばその意味を深く含められるのに、英語
の歌(一音に一単語)と日本の歌(一音にひとつの音)と同じよう
に意味を含めることがむずかしくなる。

もし「ひらがな」で最もメジャーになれるとすれば、それは名づけの
大成功ともなるが、安易にすれば幼稚園言葉のように見えてしま
うのである。

ひらがなは節度をもって使用しなければ脳内退化のように見える
だけである。
  

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2012年03月17日

シグナルレッド signal red



もし呼び名としてのニックネームをつけられるなら、その名にも
誇りを持てるようにしたい。
もとより私の名前は世界一の男と同じでもある。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

コント赤信号の「リーダー」の渡辺正行さんは今も「リーダー」と
呼ばれています。
三人コントの中でも彼は「リーダー」と呼ばれていて、リーダーと
言えば今も通用する彼の呼び名となっています。

自分であれば何も世界一のバッターでありアスリートである彼
の呼び名を待たずとも本名であるから、そう呼ばれるようにした。
もちろん彼の活躍を伝えるニュースでその名を聞けばちょっと得
意にもなるのです。

20代の頃、英語好きは英会話スクールに通い、イギリスの先生
のクラスに属していた。
10人ほどのクラスメイトは、それぞれ「先生が覚えやすい」ニック
ネームをつけることになっていた。

「What's your name?」の問いに「My name is Ichiro」と答えれ
ば、先生は必ず「?」という顔をした。
英語の先生は日本人の名前の発音を英語の単語の発音の何か
に関連づけて発音しようとするのだが、「Ichiro」の音は英語にな
いという。

「イッチ・ロー」と呼びにくいから英語のニックネームとすることにし
て、当時の仲間からは今も「Eric」と呼ばれることになっている。

それでも私ではない「世界の」がつく男の活躍でわが名は世界名
となり世界標準発音ができる言葉に昇進した。

それでもやはり「イッチ・ロー」と発音されているから、きっと「イッチ」
という発音をどうやらアメリカ人は新語としてつくりあげた。
イッチとロー、これで世界発音となったわが名前、いつかはアメリ
カへ旅行しようと思うが、果たされていないのです。  

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2012年03月16日

ミッドナイトブルー midnight blue



まだまだ私たちが人生について知らないことが多かった頃、夜
の闇は私たちの心をとても素直にさせてくれたものでした。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

子供だった私たちの素直な心は夜に意識することができました。
林間学校へ行き、夏の合宿に行けば夜の楽しみは夕食のカレー
ライスの後のキャンプファイアーにあります。

積み上げた大きな薪に点火式で火をつけ、「燃えろよ燃えろよ」
と歌えば、炎に照らされた仲間たちの顔がみんな大好きになる。
夜はキャンプファイアに護られた私たちを照らし出していたのです。

めいめいの部屋に戻り、消灯になっても夜に仲間といるワクワク
は納まりはしません。

布団を並べかえ、顔を見合すようにぐるりとなり、話が続きます。
その話はもう小学校の高学年、中学生にもなれば「異性」への憧
れを話すことになるのです。

闇の中に、持ち込んだ懐中電灯だけの灯りの中で、「好きな子」の
名前を披露しあってドキドキとしてたのです。

まだまだ人生の何かも知らなくてもよかった頃、私たちは素直に
好きだと言えた。
全ての男子も女子も公平で、公平なことに夜の闇の中にみなでい
た時、もしかしたら異性より、仲間たちのことを大好きだと思ってい
たのでしょう。  

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2012年03月15日

グリーン green



グリーンとは永遠を表し、私たちの心に豊かさを育ててくれる
色である。 土と緑、私たちは生きること、父から子へその子
へと繋がることをその色に感じているのです。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

コーラス好きならば「グリーングリーン」のあのはつらつとした
緑の野に響くような歌を思い出す。
その歌詞の意味までに注目することもなく、その歌を愛してい
るのです。

その歌詞は「父と子」を表しています。
「ある日パパと二人で語り合ったさ、この世に生きる喜び、そ
して悲しみのことを」

父は子に「辛く悲しい時にも泣くんじゃないと」教えています。

子は世の中の辛い悲しいことがあることを経験します。
そして父の教えを守り、泣かないで乗り越えていったのです。

それは「その朝パパは出かけた 遠い旅路へ、二度と帰って
こないと僕にもわかった」のです。

そして子はやがて子を持てば「この世に生きる喜びと悲しみ」
について伝えようと思うのです。

グリーングリーン、青空にはかすみたなびき、丘の上にはララ
緑がひろがる。

緑は永遠に続くもの、美しいことも悲しいこともある人生は毎
年育ち花をつけ栄え、やがて次に受け継いでゆく緑を見て、
私たちは多くを知るのです。

父が入院をして始めて知ったことが多いのです。
そしてその父に少しでもこの世に生きた喜びを思い出してもら
いたいと願っています。

父さんありがとうはまだまだ先にしたいと思うのです。  

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2012年03月14日

カーキー khaki



私たちが子供の頃、世界の国を覚える国旗は今と異なり、
植民地を表す多くの共通のデザインを持っていたものでした。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

私たちが世界を意識した最初はやはりテレビだったでしょう。
日曜朝だったでしょうか「兼高かおる世界の旅」を家族揃って視
では飛行機の旅に、世界のさまざまなを見てときめきを覚えた
ものでした。

兼高さんの上品な山手言葉を思い出します。

「この色はね、カーキと申しますのよ、もともとはインドを統治し
ていましたイギリス軍が白いシャツが埃で汚れるからと、土色
に染めた服を工夫したものですの」

なるほどねえ(芥川隆之さん)

「カーキとは土埃を表しますのよ」

誇り(誇り)高き英国軍というわけですな(芥川さん)

「あら、おほほ、上手なことをおっしゃいますのね。」

私たちは皆、兼高さんのように世界へ飛び出して行ける時代が
もうすぐそこに来ていることを知ったのです。

世界地図には「イギリス領・・・」「フランス領・・・」「ポルトガル領
・・・」「スペイン領・・・」などの国々が多くあり、不思議とも思わな
かったものですが、やがて殆どの国は独立していった。

「国旗にもかつてのユニオンジャックはありませんの」

それでも今もヨーロッパとは遠く離れた国でかの国たちの言葉
が公用語として使われている。
日本が占領した国でもその痕跡は残っている。

私たちはポルトガルからの文化を古くから取り入れ、今もタバコ
やシャボンなどを国語のように使ってもいる。

「言葉は残っていますから、かつてどこの国の領だったかはすぐ
にわかりますの」

かつて遠く離れた「本国」の危険な爆弾の実験にも使われていた
殖民地、今は本国もうらやむような平和な国が築かれているの
です。  

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2012年03月13日

ダブグレイ dove gray



平和の象徴とされる鳩、公園の鳩がエサをついばみ、散策する
人から飛び立つ様子は春の日を思わせる平和な光景です。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

鳩を見て平和を思う私たち、外国人は鳩を見て「おいしそうだ」
と思う文化を持つ人たちもいるのです。

今は海苔も寿司文化の広がりと共に世界食となりましたが、か
つては外国人が最も食べ物だと思わなかったものの象徴とされ
ていたものでした。

鳩は平和の象徴であり、ノアの箱舟から放たれた鳩はノアたち
に陸のあることを知らせるオリーブの葉を咥えて戻ってきた。

世界がまだそれぞれだった頃、その文化で育った私たちはまだ
自分たちだけの文化だけの中にいた。

今は世界は広くなったけれど、文化はすぐ届くところにあり、そ
れぞれが協調する文化を大切にするようになった。

鳩を食べても、海苔を食べても、世界を食べつくすほどに多様
となって、それぞれを理解するようになったのです。

お互いの文化を知ることで理解をする私たち。
いったい争うほどのことはどこにあるのでしょう。
自分たちのエゴを通すことがどれだけバカバカしいとは思わない
のでしょうか。

私たち庶民だけが答えを知っていて、バカバカしい騒ぎや争い
を止められないものの愚かさに辟易しているのです。

  

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2012年03月12日

カーマイン carmine



色の旅のさなかにふとロックドラムスの音が響く、私たちの世代
は誰もがさまざまな音楽の成長時期を過ごしてきたのです。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

ロックを聴くとドラムスやベースのリズムに集中し、リズムに陶
酔する。呼吸も鼓動にもシンクロするリズムは私たちを遠い過
去に戻してしまうのです。

ベック・ボガード&アピス。
カーマイン・アピスのドラムスの音が色から聴こえてくるのです。

カーマインという色、調べてみればクリムゾンに通ずるという。

ロックの音がさらに高まり、キング・クリムゾンの不思議な音世
界が聴こえてくるのです。

赤いあかいロックの色、カーマインにクリムゾン。
色の旅にリズムが重なってくるのです。  

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