2008年05月14日
レモネードの夏

古いアメリカのホームドラマには、僕たち家族そろって憧れたものがたくさん
出てきたものでした。
お父さんは芝生とオープンカー、お母さんは大きな冷蔵庫とオーブン、お兄
さんは学校で開かれるダンスパーティ、お姉さんは素敵なデートでしたが、
小さな僕たちは、素敵なバイトがあることに気づいていたのです。
ある家の庭で開かれるパーティに出かけたグリーンさん一家は、日曜の教
会に行くよりめかしたて、大きなグリルで焼くバーベキューを楽しみにして
出かけます。
通りからよく刈り込まれた芝をふみ、中庭への扉を開くともう、近所の仲間
が家族中で集まってきて、おそかったじゃないかフレディ、なんて話しかけ
てくるのです。
そんな時に、パーティを行う家の末っ子のケンケンと、幼馴染でケンケンの
ガールフレンドであるベッキーは通りに古い机をひっぱり出して、レモネード
の屋台を出すのです。
通りかかる車に手を振り、おいしいよ、つめたいよ~と呼びかけて売る一杯
25~50¢(セント)のレモネードは全て二人のお小遣いになるのです。
小さい頃の不思議は、このレモネードとポパイに出てくるハンバーガーの
味でした。
レモネードはレモン自体を食べたことがありませんでしたから、きっとすごく
甘いジュースなんだろうなあと想像していました。
(僕たちのジュース体験って甘いものばかりでしたね)
ハンバーガーも食べたことがありませんでしたから、あれはどら焼きのよう
に甘いお菓子だと思っていたのです。
海に出かける道路沿いに家を持つ子供は、夏休みにお小遣い稼ぎができ
るんだ!
ガールフレンドのベッキーを誘って、二人でレモネードを売って、きっとプレ
ゼントを買ってあげるのさ。
そんなアメリカのファミリードラマの夏を思い出しました。










