大田尾竜彦とシュガー攻撃隊

カテゴリー │ヤマハラグビー部

大田尾竜彦とシュガー攻撃隊
※写真はトップリーグサイトからお借りしました。

土曜日はヤマハラグビー部とIBMの戦うジャパンラグビートップリーグ第10節を
ヤマハスタジアムのバックスタンドで見た。

抜けるようなサックスブルーの晴天の暖かい陽気の中、いつものようにゲート前
にチームが用意したフードコートは賑わい、応援席も用意した寒さ対策マイナス
1枚で試合に臨む。ヤマハスタジアムはピッチとスタンドが近いことで応援の取
り組みがしやすいスタジアムである。

年末決戦でもあり、先週ジュビロ磐田の残留決定戦があった為か観客は天気
ほども集まらず残念ながら応援団はニコニコ顔で集まった。

「本間俊治選手が出るよ」とベテランが加わるフォワードに期待できる。
万全の調子となった石神勝選手がいる。久々の2番フッカーにラインアウトの安
定した古川新一選手が出る。
目の前の席には古川選手の横断幕を膝に乗せ、応援しようという仲間がいた。

トヨタ戦で交代デビューした笠原雄太選手が初スタメンで大きな体を見せた。
怖いものなし、ぶつかるだけの体と体力を二年目にかけている。

タックルで切れるプロップの仲谷聖史選手は1番の座を不動のものにしつつあり、
山村キャプテン、木曽一前キャプテンは既に両ベテランと呼べる布陣の中心に
いる。もちろんソーン選手はヤマハのフォワードに活をいれている。

指令塔大田尾竜彦選手は、ジャパンに選ばれながら故障した。
その故障をトレーナーのみなさんが最速で復調させた。
その後ろにはもう一枚試合を組み立てる同期の冨岡耕児選手と、中盤の期待
が熱いマレ・サウ選手がいる。

おなじみ最高速攻撃隊から選ばれた三角公志選手、松下馨選手、五郎丸歩
選手が発進を待っている。

ヤマハは現在大田尾竜彦選手を中心に布陣する。
三角選手は大田尾選手の目線の中に常にいるという天性の勘を持ち、松下、
五郎丸という両フルバックはロングキックで常に陣を取り返す。

この安定した布陣の中で点を積み重ねたのは大田尾攻撃隊に中盤から重爆
に向うマレ・サウ選手である。
さらに矢富勇穀選手がトリッキーに前に出ることで大田尾選手のオプションは
広がってゆく。

途中、ファンが沸いたのはワイサキ・ソトゥトゥ選手の起用だった。
相手がセンターライン付近でボールを得て一気にゲインと踏み出した瞬間に
固まった。

知っているだろうか、ワイサキ選手が目の前で手を広げたら誰も前には出る
ことができない。
「こい」というばかりに手を広げたIBMの選手がまるで吸い込まれるようにワイ
サキ選手の胸の中に抱き込まれていった。

後半23分、ファンが待ちに待ったシュガーこと佐藤貴志選手が矢富選手と交
代した。
トリッキーから安定へ、全信頼をおけるスクラムハーフが入ればチームは再び
力を積み上げてきたヤマハに戻り、シュガー&大田尾のヤマハが追い討ちを
かけてゆく。

待ちに待った松下選手がトライし、For the Teamの武士道を感じるグラント・マ
ッコイド選手がトライを決めた。

この試合の勝利でヤマハは7位に浮上した。試合成績は5勝5負とタイとなり、
目標であるボーナスポイント(4トライ以上で1点=今回は6トライ)を連続で得
ることができた。

当面の目標は6位以内で日本選手権に出場権を得ることである。
ヤマハが目指す頂点への再挑戦の場がここにある。

一つ上位のトヨタは残る試合は全勝の三洋電機、3位のサントリー、下位の
IBMを残している。

ヤマハは下位のサニックス、九州電力の九州勢と4位の神戸製鋼を残す。

旧関西リーグの両雄は6位争いを自ら勝利して得ることを当面の目標とする。
どちらも勝つのみ、そしてトライを重ねてボーナスポイントを稼ぐことになる。

新年は4日にヤマハは九州福岡でサニックスと戦う。
残念ながらこれには応援バスが出ず、現地に行けないのが残念だ。

残り三勝を全勝で勝ち残るヤマハに期待しています。


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