刈安色かりやすいろ

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刈安色かりやすいろ

美しい黄色の染料は鳥も通わぬという島に名産を生み出しまし
た。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦してい
ます。

遠いとおい島で生まれた絹織物はやがて娘たちに愛される着物
となり「黄八丈」と呼ばれるようになりました。

遠いとおい島で生まれた文化は遠いからまた大切にされたので
しょう。

先日テレビ番組でとても残念に思ったことがありました。
八丈島と同様に遠いとおい海に浮かぶ島をテーマにしていた番
組が東京から15時間もかかる「大僻地」と言うのです。

島民のみなさんの暮らしを面白おかしく紹介するものではあり
ましたが、果たして「大僻地」とタイトルづけされて放映され
た番組を見たら果たしてどうなのでしょう。

自分たちの郷土は確かに地理的な特徴といえど「大僻地」と呼
ばれては撮影対象になった人以外はどう思うでしょう。

少し前まで日本海沿岸の県を「裏日本」と呼ぶこともありまし
たが、呼ばぬよう改められたように思います。

テレビはその番組の盛り上げする自分たちのためにさまざまな
表現をする。そこには取材対象との守るべきものがあるように
思えるのです。


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