遥かなる山の呼び声
昨日訪問した掛川市東山のお茶畑は、東は島田市に接するところにあり
ます。
「植え付けをしていますよ」
お茶農家の方に案内いただくと、向こうに茶文字で有名な粟ケ岳を臨む
丘の上で、新しいお茶の木を植えている様子を見ることができました。
お茶の木は30年~40年もの長い間、お茶を収穫できますが、古くなっ
た木を抜いて新しい小さな木を植えていくのも農家の仕事です。
鋤で耕した土に、お母さんが丈夫に育てと大切に苗を植え、藁をしいて
います。
植えてから5年ほどでお茶が採れるようになるそうです。
東からバイパスを走ってくると、島田を越えればこの粟ケ岳の茶文字が
見えてきます。
お茶農家の皆さんが急な斜面の下草を刈り、常に茶の文字が見える
ように努力をされていると聞きました。
粟ケ岳の頂上からは晴れて澄んだ日には遠く伊豆半島までが臨め、
下には一面のお茶畑が広がる様子を眺めることができます。
うす曇の昨日も、開港を急ぐ静岡空港を遠く見ることができました。
空港の滑走路から飛び立った飛行機はこのお茶文字を見ながら、遠い
町へと飛んでいくことになるそうです。
掛川のお茶のおいしさも運んでくれることになりそうですね。
関連記事