枯茶からちゃ
季節によって樹木の色は変わって見える。夏には照り輝いてみえたような木の
幹、木の枝も冬の斜めの光りでは真っ黒に見えることがあります。
日本の色とは季節の光にも名をつけて楽しむ色、花だけでなく花の行く末まで
を楽しむのが日本の文化であります。
そんな日本の色を見て感じて何かを書けないかと挑戦しております。
今朝は枯茶(からちゃ)です。
いつのまにか、本当にいつのまにか50歳を超えましてちょっと老いの楽しみを
感じる時、かつてより全てのものに愛しさを感じるようになる。
親を見て、自分を見つけてみたり、親に似てきた自分を感じたりすれば、自分が
今なにをすべきかを知ることとなる。 親孝行はできる時にしなくてはいけません。
さて枯という要素は花の行く末でありますが、花は花である時に花の美しさを
漫然として過ごしてしまうことも多いようです。
それでも当世流行のようにどの時代にも美しさはあるのです。
それは積み重ねた年月という色であったり、品であったり、内から出る経験という
自信であったりします。
「枯れてきわたね」は褒め言葉でもある。
枯れという季節を楽しむ私たち、ますます「裡」から輝かなければなりません。
注:「裡」は当初の「内」から書き直したものです。
お教えいただきました
けいこさん、今後ともお教えいただきますようお願いいた
します。ありがとうございます。
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