砂色すないろ
砂となれば砂丘でありまして、先週の凧(浜松まつり)では砂丘とは
松林を隔てたきりという凧場におりました。
凧は浜松の174町が参加しておりまして、それぞれの町印の凧を揃
いの印の法被を着て揚げる。
町内に生まれた子供を町内のものが揃って祝うというまつりでありま
す。
五月なれど晴天ともなれば日焼けするほどに暑く、凧揚げの合間に
は松林の下で休憩をする。
その向こうは砂浜で海が見えております。
ラッパ太鼓の音が響き渡る会場からわずか歩いた砂浜に出ますと
嘘のように静かになる。
遠くさざめく音が風に乗って聞こえるのみ、熱くなった体を冷やしてく
れます。
砂浜は子供たちの休憩所に使う町も多く、また元気なかわいい声が
響いている。
まつり衣装でいながらも海はいいなあと座っている。
そしてまたまつりの喧騒の中に戻るのでございます。
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