歌舞伎は歌舞伎座の建て替えの為にしばし会場を他所に移して
興行される。伝統ある建物ながら未来に残す文化として歌舞伎
は愛されているのです。
日本の伝統色のその色と名前から何が書けるかに挑戦をしてお
ります。
日本の伝統色は生活の中から生まれたもの、その多くは自然の
素材そのものの色にあります。
その美しい色を残し表すために私たちは色に名前をつけてきた。
その名をつけることで、再現を可能としているのです。
その中に少なくなく残されているものに歌舞伎役者の名前を
冠した色名があります。
文化の最先端であり、多くの人を喜ばせ、そこに流行を見た
歴史が歌舞伎役者の名前を冠した名前が多いことからもわかる
のです。
誰かが好んだ色、その衣装に使った色だからとつけられる色
の名前とはそれが生まれた時代を反映した色だってのであり
ましょう。
団十郎が代々継がれるように、団十郎の生んだ色も継がれてゆ
く、新しい歌舞伎座からもまた未来の流行色が生まれるのか
もしれません。
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タイトル部分 「団十郎茶だいんじゅうろうちゃ」とありま
すが「団十郎茶だんじゅうろうちゃ」の間違いです。
コメントでご指摘いただきましたYamamotoさま ありがとう
ございます。