常盤色ときわいろ

イチロー

2011年01月20日 09:31



浜松駅から北へ数百メートル、クリエート浜松の向かい側、現
在は県の合同庁舎があるあたりに父が育った家がありました。

日本の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦してい
ます。

このあたりは通りをはさんだ常盤町の飛び地になっていました。
この父の家のことを親戚では「常盤」と呼び、今も後を継いで
別の町に住む叔父を「常盤」と呼んでいます。

クリエート浜松が建つ前はここに遠州鉄道の遠鉄浜松の駅があ
り、浜松市内に走るバスの発車場所ともなっていました。

小さな頃住んだ家の思い出はこの地にあり、また高校時代もこ
の駅を経由していましたから懐かしく思い出しています。

常盤とは「永久不変」なる意味を持っています。もちろん今も
常盤町はありますが大きなビルばかりとなり当時とは全く違う
町になっています。

店にはスクーターがあったり、まだ珍しかった自家用車やトラ
ックがありました。
二階には店の若い衆たちが寝泊りし、朝ごはんはみんなで並ん
で座って食べたことを思い出します。

赤い遠鉄電車が道路を斜めに渡っていました。
子供の頃の町は常盤にはなりませんでしたが、今も子供の頃に
住んだ町だと特別な思いを持っています。

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