BOSSは福山の季節

イチロー

2010年10月21日 11:19



おっ久しぶり!と連尺のBOSSこと哲ちゃんの店でtatoo-cyclesの
石塚さんと再会する。

多趣味かつDEEPな趣味世界を持つ哲ちゃんのところにはさまざ
まなプロや趣味人が集まる、石塚さんはハーレーのカスタムショ
ップを経営しています。

ハーレーのことかなと話題に加わればなんと話題は「金魚」、哲
ちゃんのお父さんが使っていた「生簀」を譲りうけるそうな。
プロの趣味人は何をやってもDEEP、裏の倉庫へ行けばニコニコ
したお父さんがついでに倉庫の片付け中、そこで戦時の機関銃の
弾丸を収めたという木箱を見せていただいた。
※やはりお父さんも相当のプロの趣味人なり、納得。

古くから続く浜松の丸の内に繋がる連尺の通りの理髪店が哲ちゃ
んの店で、きれいに刈ってもらったボサボサ髪を掃除する床に目
がとまる。

「研ぎ出し」と呼ばれる工法の床がカツンカツンと音がする。
昔の職人の技術で作られた床の楽しさに、カツンカツンと叩いて
みたりして話が広がる。壊してしまえばもう二度とこういう床は
つくれない。

毎日使いそこを幾多の人があるき、髪が落ち、それを掃く。そう
することにより極わずかづつ床は磨り減ってゆく。
「ほらここがさ」と哲ちゃんは「コンコン」と音がする薄くなっ
た場所を叩く。こんな話も面白いのが哲ちゃんの店である。

「そういえばさあ哲ちゃん髪伸ばしてる?」

そう問えば「やっぱり今は福山じゃない?」と笑う。

月一度に会い、凧こと浜松まつりでは必ず会う。別の町ながら凧
場の中央で揚げる同士、いつしか隣で凧揚げしていたりする。

さてハーレーの店に次は金魚の生簀が登場することになる。
坪井町を通ったらtatoo-cyclesを覗く楽しみも生まれる。
バイク免許さえないまま、そういう面白いところを訪ねるのが好
きだ。

プロの趣味人たちと話せば話題尽きることはないのだ。

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