空の風景

イチロー

2007年04月12日 10:35



空につながる道がある。
オープンカーを手に入れることは、空を手に入れることと同義です。

町を行くオープンは連なる車の中の小さな非日常となって目を惹く。

車は移動手段であるとともに、開放への憧れで乗るものです。
キッチリした仕事をしたご褒美に自らに与えるのは開放。
風はボンネットからフロントスクリーンを越えて空に流れてゆく。

陽をあびてクルーズする喜びはルーフなきものの無常の喜びです。

オープンが苦手だなんて人がおりますが、それは乗った瞬間の喜
びとのバーター条件、空に続く道を手に入れたらそれはすぐに忘れ
てしまう。

時々、苦手さは信号待ちで思い出すだけなのです。

ひとたび走り出せば、車とともに風となる。

オープンは春から初夏、そして秋から初冬の為にあります。
なぜならば、景色に中を走り抜ける喜びがあるから。

空の青さを思い出の中に加えるのならば、ルーフの不要さに気がつ
くのです。

空を手にいれる手段、それがオープンの選択。

どこにも書いていない、装備なのです。

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