魚のおかみさん

イチロー

2008年07月16日 14:37



「今日はアジよ」

定食五郎八の女将さんがトンと定食を運んできてくれた。
こちらは、熱いおしぼりと奮闘中、上を向いておしぼりを顔に乗せ、蒸しタオル
の床屋状態であります。

目が戻り、肌がさっぱりし、やる気が出るのはおしぼりのおかげであります。

じつは父も母も魚を苦手としていて魚喰いなのは自分だけ。
遠い昔、高校卒業と共に修行に入った店のしつけで魚好きになったのです。

お江戸の下町にはリヤカーで魚の曳き売りがやってきます。
毎日店にやってきては「女将さんいらっしゃる」と声をかけるおばちゃんがや
ってくると、女将さんが魚を選び、それが夕食のオカズになるのです。

焼き魚、煮魚に味噌汁と漬物というのが店の若い衆の毎日のメニューにな
るから、腹ペコな我々は魚でも何でも食べてしまう。
今では魚さえあれば大満足という風に食性が変わってしまいました。

ご飯の上に乗っかってしまうほどの豆アジがコガコガと焼かれています。
お頭からガブガブとチギリ食べるのが大好きです。

ニュースでは燃料高騰で漁師さんたちが困っているそうです。 
大きくは需要を海外に頼りながらも、近海のおいしい魚を獲ってくれる漁師
さんのおかげで、豆アジは食卓に並ぶのでしょう。

プロの皆さんを救済する方法はないものでしょうか
格安な定食屋さんでおいしい魚をいただけるのも漁師さんのおかげです。

政府も考えていただきたいですね。

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