魚が好きさ

イチロー

2009年03月06日 20:09



肉食と草食に分けるなら、あきらかに草食に近いから、どん欲ではない?

勤めた会社の先輩は「肉だ、肉!」と疲れると言い出し、焼肉屋へ急ぐのだが、
もともと魚が肉に勝ってしまい、焼肉屋さんとのご縁がなかったのであります。

「私は肉が好きだから強いのよ」と母は言い、山の出の祖父に育てられた父は
もとより魚が苦手である。

魚好きになったのは、修行にいった東京の下町、向島の修行時代に身につい
たものでした。
「魚食べてごらんよ」と言う大女将さんが作る夕食は魚ばかりが出る。
以前にも書いたとおり、曳き売りの魚屋のおばさんが毎日大女将さんを頼って
くるからなのでした。

下町では肉を食べたような思い出がなく、若いから魚だけでは腹がもたないと
相棒と定食屋さんに行けば、生姜焼きだの、肉豆腐だのを頼んでいた。
それでも、魚好きになれば、そこでも鯖だの鯵だのを頼んでしまうのでした。

おなじみの定食五郎八も、魚メインの定食を日替わりで出してくれます。

主菜の魚も見事な味ながら、つけあわせてある鰯の南蛮がうまくて通ってい
る。しばし行かなかったから、五郎八の味の良さが際立つのです。

コリコリポリポリ、噛めばジューシーなんて言う魚は、飽きることがありません。

見事な魚、おいしそうでしょう。 今度一緒に行きましょう。

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