はぐれたい
ジョージ秋山先生の”浮浪雲”、品川の問屋場「夢屋」の頭”雲”が幕末の世相
の中で、文字通り、”はぐれ”た格好で、世に生きる物語、週間ビッグコミックに
連載されたものです。
雲は女物のような派手な着物で、髪を歌舞いた格好に結い、街を行きます。
「おねえちゃん あちきと遊ばない」がまわりの女との挨拶。
なんだか、こんな生活にちょいと憧れる。
ところが雲、いざとなるとめっぽう強いのだ。 これがこの”男”の魅力となって
”はぐれ”ても家族や町の人にも愛される理由。
で、あれば、強くなりましょう あちきも。そしたら”雲”のようになれる。
そのあかつきには、みなさんと会ったら、「あきちと遊ばない?」なんて言って
みよう。
さてさて、仕事仕事・・・こんな男はとても”はぐれ”ようもないのである。
だから夢、雲に乗るようなお話でございました。
さすがジョージ秋山先生、しっかり落ちまでつけられるネーミングをしてご
ざいました。 脱帽。
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