忘れていた朝

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忘れていた朝

花たちは太陽に顔を向けて咲くものです。

畑の隅っこに群れている春一番の水仙たちが新しい朝に向かい、一斉に微笑む。
先日そんな景色に出会いましたよ。

真っ白な光を浴びて、また冷たい風にフルッとふるえ、みんなでザワッとし、また
静かになって微笑みを続けていました。

春は確実に来るのだけれど、一日いちにちは暖かくなったり、真っ黒な雲が雨を
連れてきたり、時にはミゾレだって降るのです。

水仙は一番先に咲く春の花ですから、負けないで咲いています。
みんなで力を合わせて咲いています。

寒いよ寒いよと二月を嘆いているうちに春は一日いちにち近づいて来ている。
冷たい空気を暖める優しさで水仙は咲いているのです。

何かをはじめたくなる朝、なにかに出会いそうな朝のときめきを冬で少し忘れて
いたのです。

忘れていた朝に、あなたはいったい何を見つけるのでしょうか

今朝は、音楽朝話、”忘れていた朝”をお聴きください。

そうそう、あの赤い鳥の歌でした。それもしばらく忘れていたんですよ。


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この記事へのコメント
コメントいたします。
水仙が微笑んでいますね。
「日差しは春」
Posted by 大黒屋 at 2008年02月06日 12:22
大黒屋さん、コメントありがとうございます。
昨年末に教えていただいてから好きな花に加わりました。
花は常に人の傍にいる。春もそこから知ることができますね。
Posted by イチローイチロー at 2008年02月06日 13:23
山本潤子さんが2/17に磐田に来ます。「青春の名曲グラフィティ」というライブです。
きっと歌いますね、「忘れていた朝」「翼をください」「卒業写真」
心のどこかで何かが震えて、何かを思い出して、何かを始めますね、きっと。
Posted by こやまんこやまん at 2008年02月07日 09:50
こやまんさん、彼女はいつまでもあの声を聞かせてくれますね。声だけで戻れる時代があります。
Posted by イチローイチロー at 2008年02月07日 14:56
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