おはよう三月

カテゴリー │花ばなしい

おはよう三月

「おはよう」と三月が顔を出しました。

ピンピンと先に土から出ていた葉っぱが「もう暖かいよ」と呼んでいます。

三月が少しのんびりしていたのは、今年の二月は一日多かったのです。
4年に一度のオリンピックの年ですものね。

葉っぱも2月の寒さには落ち葉をかぶったり、ほら、わかりますか白い
鳥の羽であたたまったりしていたのです。

道沿いの花壇の前を朝早くから散歩する人たちが「三月になったね」と
話してとおります。

頭の上の土を押しのけて顔をだしたかった黄色い三月の子はむっくり
もっこりと顔を出しました。

「おはよう、おはよう」 隣には白い花が先に咲いておりました。

まだねぼけまなこで顔を出した子は三月の初めての子なのでした。

三月の子は願っています。愛する人が今病気と戦っています。
三月の暖かさがきっと味方になってくれるはずです。

暖かい心があつまり、きっともっともっと命が燃えるはずです。

自分こそ勇気を出さなくちゃと三月の子は顔を出すのです。

なにもできないけれど、三月の子は四月に四月は五月にその思い
をつないでいこうと思うのです。

命の花はずっとずっと続いていくのです。


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この記事へのコメント
コメントいたします。
3月ですね。
命が芽吹いてきます。
春の光が、そっと優しく注いでくれます。
「光感じて生きなさいと」
Posted by 大黒屋 at 2008年03月01日 10:11
大黒屋さん、コメントありがとうございます。
頭をもたげて春が顔を出しています。
にょきっと育てと心にいいきかせています。
Posted by イチローイチロー at 2008年03月01日 14:59
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    コメント(2)