赤い鼻緒の

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赤い鼻緒の

日曜の朝、おはようございます。 遅いお目覚めをお楽しみでしょうか。

歩きはじめた”みぃ”ちゃんならば、赤い鼻緒のじょじょを履きますが、私たち
が歩くならばどんな鼻緒をつけましょう。

仲間のぶん屋兄さんのお手伝いでありましてて、今週は下駄の考察を続け
ております。

下駄の鼻緒と申しますと、常用する我々には経験がございませんが、古い
時代の映画、番組などを見ておりますと、挿げ替えがございます。

カラカカラと下駄の音高く、早足で歩いている娘さんが、「あっ」という声と共
に歩みを止める。

「困ったわ、下駄が」、下駄の緒が切れてしまいまして歩けないと言う。

そこに通りかかりますは、正義の味方、でもありませんが、青年が通りかか
りまして、「難儀なようだが、見せてみたまえ」

やおら、腰の手ぬぐいを裂きまして、緒を挿げ替えてしまうなどというシーン
が出てまいります。

礼を言う娘さんの顔も見ることもなく、立ち去る青年、このあたりが物語りを
進めるプロローグになっていたりする。

さて、鼻緒の話であります。

鼻緒が真っ黒でもあれば、我が下駄は容易に判別できますが、ぶん屋の
鼻緒は百余種類ほども揃い、好みの柄を選ぶことができます。

これを愉しんでいただこうというのが、この夏の趣向であります。

浴衣の柄が好みに合わせられるのと同じく、縞があり、小紋があり、印伝
もあり、色の組み合わせもあれば下駄の緒はさまざまであります。

下駄を履く人の個性とセンスに合わせて鼻緒を選ぶことができるのであり
ます。

さて、今週末は浜名湖に夏を呼ぶ、弁天の海開き花火大会であります。

7月ともなれば、花火と共に送る夏が速度をあげてやってまいります。

ぶん屋の下駄は鼻緒を選びますと、4日程でできあがる。

ならば楽しみの週末の為にちょいと個性を探しにゆくという休日はいかが
でしょうか

おしゃれは足元から、個性はカバン、袋物、そして女性ならば簪(かんざし)
男性ならば、小物にトンボ玉を使って愉しもうという。

ぶん屋の提案であります。

どうぞご贔屓にお願いいたします。


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