名もない駅の月見草

カテゴリー │花ばなしい

名もない駅の月見草

名もない駅に咲き競い

小学5年生の時の担任の先生に選ばれて合唱部に入り歌った歌を思い
出します。

その歌は「月見草」という歌で先生がSBSの合唱コンクールに出場の為
に選んだ歌でした。

光を知りたくて師事をお願いした大黒屋さんと知り合って一年が経とうと
しています。

花をみれば季節を細分化した一日の光がわかり、その光も朝から刻々と
変わってゆく。

おしろいばなも月見草も咲き始めるのは夕方なのです。

小学生時代には誰も自分が何であるのかを知りませんでした。
学校で学び、スポーツで競い、また塾に通って自分を探す頃なのです。

とても不思議なのは先生が選んでくれた歌や、絵、作文など先生に40
年も前に褒めていただいたことを今もうれしいことと覚えているのです。

才能には大きなものも小さなものもありますが、いつか褒められたことを
今も覚えていて、そんな仕事についている不思議を感じています。

ある本でグレてしまった青年が怪我をして病院で治療を受けるシーンが
ありました。

自分が何なのか見失ってしまった青年は保護司さんと話ながら器用に
林檎をむくのです。

「誰かに何かを食わせるのが好きなんだ」と彼がつぶやく。

褒めて伸ばせといわれますが、競うことだけでなく知らないうちに得意と
していることを気づかせてくれるのは大人なのだと思います。

今でも先生の恩を感じて月見草をくちづさんでいるのです。


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この記事へのコメント
コメントいたします。
光と触れ合って一年がたちましたね。
花の名前や、花の色や、花の笑顔を覚えましたね。
花に語りかける事や、花と見つめあう事を覚えましたね。

イチローさんが花を知った以上に、
  花達は、イチローさんの事を知っていますよ。

そして、光や風もイチローさんの事を知っていると思     います。

     光が語りかけてくれます。
     風が語りかけてくれます。
     花が語りかけてくれます。

   「喜びも悲しみも知っていますよと」

   一年がたちました。

    幸せになる為に、光求めて。
Posted by 大黒屋 at 2008年08月02日 12:44
大黒屋さん、おはようございます。
そしてありがとうございます。普段は一緒にいなくてもすぐにわかりあえる仲間ができました。
みんなが心を知り、心助け合えるのも光あればこそ。また新しい一年をはじめてまいります。
Posted by イチローイチロー at 2008年08月03日 08:06
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