草の花火たち

カテゴリー │花ばなしい

草の花火たち

おはようございます。

昨日はあてもなく愛知の山を走り回ってきました。

暑さでバテぎみ、パソコン作業の固定視野の回復と、なにより涼しいと
ころを目指して緑深い森へ向かったのです。

山の道は渓谷沿いの道が続きます。

運転していればゆっくり見ることができないせせらぎや、驚くほどの水
量の川も思いつくままに車を停めれば、圧倒的な音と共に手に入れる
ことができるのです。

「キキキキキ、ホーホケキョ」、渓谷の音は山のぐるりの音を響かせて
頭の上から落ちてくるようです。
虫も鳥も姿が見えないのに圧倒的な密度で音を落としてくる。

深い山はラジオも音楽もいらないドライブが楽しめるのです。

「パンパンバーン」と北京オリンピックの花火から昨日の花火まで夏
の夜空にも大きく美しい花が咲いていますが、ふと目を留めれば、
山の草たちも、白い光の花火を放っておりました。

暑い暑い夏は、じつは盛りの苦しさを過ぎれば、もうすぐに秋にとって
変わられる。

今はフウフウと喘いでいても、オーシンツクツク、カナカナカナと秋の
はじまりの音はまだ聞きたくはないのです。

圧倒的な山の声も静かなる草たちの花火も山の空気の密度をあげ
ています。

けれども渓谷を覗き込みさえすれば、夏はサラサラと流れてゆくこと
も気づくのです。

もうそろそろですよ。

夏休みも、夏の頂点も、秋のはじまりも、秋の虫たちの準備も。

大きな栗のイガも見つけてきました。

夏のリレー選手は、そろそろアンカーにバトンを渡すでしょうか。

私たちも、そのバトンを見届ける為に夏に参加しているのです。

どんなレースかですって?

ええ、それはね、盛夏リレーというんですよ^^


同じカテゴリー(花ばなしい)の記事
紫陽花ひとり
紫陽花ひとり(2011-03-15 16:20)

ふきのとうの事情
ふきのとうの事情(2011-02-17 11:18)


 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
草の花火たち
    コメント(0)