イチロー的こころ（旧版）

富士宮の旅も終り、行ってみたかった富士宮浅間神社にお参りしました。

塗りかえたばかりべンガラが美しい社の横には、富士の美しい湧き水を湛える
湧玉池があります。

この池には凄烈な水を求めて遡り、棲みついた大きなニジマスが泳いでいます。
池のほとりで売っているエサをあげると、びっくりするほどの大きさの魚が群がって
水面にあがってきます。

じつは、町のどこへ行っても、家のまわりに清い水の流れる水路がある。
町の自慢は、この清い水なのです。

水路の横に、小さな緑たちが溢れています。

水、緑、花、夏なのに、ここ浅間は涼しい風が吹き、足をつけて遊ぶ子供たちは
あまりの冷たさに、「痛い」なんて言っています。

訪ねた家が富士を借景に使う窓を持っていて、別の家も持っていた。

家の一番の大きな窓が、富士山向き　なのが町の人たちの誇りなのでした。

清き水の街 富士宮、そろそろお別れです。