秋熟れて

カテゴリー │花ばなしい

秋熟れて

暑い夏に訪れるはずの畑に行けず、畑を守る人の真夏の太陽の子を見逃して
しまっていた。

久々に訪れた浜松有玉の畑で夏を過ごした鬼灯(ほおずき)に会うことができ
ました。

小さな畑ながらトマトやナス、ゴーヤや葱、夏みかんまでも植えてあるから、
訪れる度に季節の緑を楽しませてくれる畑には今年も鬼灯がありました。

昨年は光を探しながら一年を過ごし、この鬼灯が色を深めてゆく冬までを追う
ことができました。
夏のものとされる鬼灯は秋を迎え冬になっても、その紅色を深めてゆくのです。

「ギュッギュッ」と鬼灯を鳴らす技は姉妹で育った母からの教えでした。
それをやってもらおうと学校でわけてもらった鬼灯を持ち帰った日がありました。

今年も色を深めてゆく鬼灯を見ながら冬までを過ごしたい。

この畑を守る方は、作物が枯れて刈り取ってしまってもいつまでも鬼灯は残し
てくれるのです。

秋に熟れ行く鬼灯は今年も待っていてくれました。


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