紅い鈴

カテゴリー │花ばなしい

紅い鈴

「今年も終わるまで見ていてね」

鬼灯が鈴の音を立てるように待っていてくれました。

昨年見つけた小さな畑の鬼灯は、今年も盛りの季節を過ぎても畑に
いる。農家の方もかわいらしい鬼灯だけは夏が終わっても置いてく
れているのです。

季節を越えてゆく紅いぼんぼりは夏の間天蓋を作っていた作物の
下に生えています。

秋が進み、冬になれば緑たちは裸になり、鬼灯はむきだしの土に立
つぼんぼりとなって畑の角を照らすのです。

紅い灯火は蝋燭を灯す鬼の灯です。

緑の葉を皆おとしてしまっても、風に吹かれてゆれるのです。

秋の鬼灯、冬の鬼灯を見たことがありますか?

今年も最後まで見ていてあげたいと思います。


同じカテゴリー(花ばなしい)の記事
紫陽花ひとり
紫陽花ひとり(2011-03-15 16:20)

ふきのとうの事情
ふきのとうの事情(2011-02-17 11:18)


 
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
紅い鈴
    コメント(0)