2008年10月21日07:05
まるで着物のような、和紙のような素材を着て秋に微笑む花は凛とした空気の
中に開いています。
日本には僕たちが色鉛筆や絵の具で覚えた色の他に”光の色”が長き歴史の
中で育ってきました。
それは多く植物の色であり花の色、その萌える色から枯れる色までを表します
が、じつはその色の名は光を表す色として使われてきたのです。
土色にはじまり、萌黄色から若芽色、若菜色が育てば作物は柿色、人参色、
橙色、照柿色となって熟れてゆく。
水は水色だけでなく、空色、勿忘草色(わすれなぐさいろ)などに深まってゆき、
美しい枯色のグラデーションにもそれぞれ名をつけているのです。
目でみた色は、その花の色と言ってもよく、その花を伝えるには美しいと思う
心でみつけた喜びがあります。
もっともっとゆっくり野を歩いていた頃、ひとつひとつの色は植物や作物の育つ
喜びに通じていたのでしょう。
朝の花が咲いています。 さてなんと呼べばいいのでしょう。
和の色辞典を見ながら、その花の名を探しています。
和の秋≫
カテゴリー │花ばなしい
まるで着物のような、和紙のような素材を着て秋に微笑む花は凛とした空気の
中に開いています。
日本には僕たちが色鉛筆や絵の具で覚えた色の他に”光の色”が長き歴史の
中で育ってきました。
それは多く植物の色であり花の色、その萌える色から枯れる色までを表します
が、じつはその色の名は光を表す色として使われてきたのです。
土色にはじまり、萌黄色から若芽色、若菜色が育てば作物は柿色、人参色、
橙色、照柿色となって熟れてゆく。
水は水色だけでなく、空色、勿忘草色(わすれなぐさいろ)などに深まってゆき、
美しい枯色のグラデーションにもそれぞれ名をつけているのです。
目でみた色は、その花の色と言ってもよく、その花を伝えるには美しいと思う
心でみつけた喜びがあります。
もっともっとゆっくり野を歩いていた頃、ひとつひとつの色は植物や作物の育つ
喜びに通じていたのでしょう。
朝の花が咲いています。 さてなんと呼べばいいのでしょう。
和の色辞典を見ながら、その花の名を探しています。
この記事へのコメント
最近の文房具屋には、
横文字の名前じゃない、色鉛筆やサインペンを見かけます。
同じような色なのに、並べてみると、和名の色ほうがしっくりきますね。
自分が自然の中のひとかけらであることを、忘れないように生きていようと思います。
横文字の名前じゃない、色鉛筆やサインペンを見かけます。
同じような色なのに、並べてみると、和名の色ほうがしっくりきますね。
自分が自然の中のひとかけらであることを、忘れないように生きていようと思います。
Posted by えび星人 at 2008年10月21日 23:03
えび星人さん、こんにちは
そうですね、僕も初期の和名色鉛筆を持っています。
花の色にそれを見つけますね。我々も自然、そのとおりですね。
そうですね、僕も初期の和名色鉛筆を持っています。
花の色にそれを見つけますね。我々も自然、そのとおりですね。
Posted by イチロー at 2008年10月23日 12:50