或る日突然

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或る日突然

フフ、とハミングで始まる朝の歌は、一日中ループしてしまう。

どうしてそんな歌を思い出したのかが分からず、何かのタイミングでハミング
し出すとずっとその歌が続くことはありませんか?

今朝はトワ・エ・モアの「或る日突然」が花の中から生まれました。

「或る日突然、二人だまるの」という昔々のロマンチックが生まれるのも秋の
小さな二輪の花を見たから、もうそんな心象もないのに、それでも脳のどこか
にはしまってあったのです。

「そこに何があるかすぐに知りたくてお互いを見る」

そんな頃がありましたね。 いつの間にか少年と少女を越えて成長していた
ことに気づく日のことでした。

今のように短絡でもなく、実際にも携帯電話なんてない頃のことでした。

或る日突然、見つけた2輪の花、その花はとても小さくて、弱そうに見えました。

それでも秋の日に力いっぱい生きていました。

だって、二つで支えあっていましたからね。

フフ、ハミングは続きます。 きっと一日続くのです。


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