2008年10月25日07:10
秋が静かなのは、コスモスを除けばさほどの花も咲かないから、花はその座を色
づく葉に譲ってそっと静かに咲いているのです。
目立たずにそっとそこにいて、花は役割を終えて綿毛と変わる。
そして目立たない妹たちに座を譲ってゆくのです。
先日、おなもみという草の果実は2つの種を持つことを知りました。
二つと種は大きさもその実の厚さも変えて育ち、共に地に落ちますが、一つは翌
年に発芽して、もう一つは再来年に発芽するのだそうです。
なぜならば、天候の変化で必ずしも来年が発芽に適するわけではなく、もし発芽
できなかったら、再来年の種に生き残りの可能性を託すのだそうです。
小さな菊はたくさんの蕾を持っていました。
一つづつ咲いては綿毛として飛ばしていけば、発芽するチャンスは増えるはず。
種を飛ばす日を変えているのです。
小さな草の生き残り術は、私たち人間より考えられています。
静かの野の草たちは、きっと来年も咲こうと工夫しているのです。
静かの野にて≫
カテゴリー │花ばなしい
秋が静かなのは、コスモスを除けばさほどの花も咲かないから、花はその座を色
づく葉に譲ってそっと静かに咲いているのです。
目立たずにそっとそこにいて、花は役割を終えて綿毛と変わる。
そして目立たない妹たちに座を譲ってゆくのです。
先日、おなもみという草の果実は2つの種を持つことを知りました。
二つと種は大きさもその実の厚さも変えて育ち、共に地に落ちますが、一つは翌
年に発芽して、もう一つは再来年に発芽するのだそうです。
なぜならば、天候の変化で必ずしも来年が発芽に適するわけではなく、もし発芽
できなかったら、再来年の種に生き残りの可能性を託すのだそうです。
小さな菊はたくさんの蕾を持っていました。
一つづつ咲いては綿毛として飛ばしていけば、発芽するチャンスは増えるはず。
種を飛ばす日を変えているのです。
小さな草の生き残り術は、私たち人間より考えられています。
静かの野の草たちは、きっと来年も咲こうと工夫しているのです。