黄みが欲しいな

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黄みが欲しいな

先日フェルメールを紹介した番組を見てから、黄色に飢えている。

じつは車でも一度レモンイエローを選んだほど黄色が好きで、光にも夜の灯り
にも浮き立つこの色が好きである。

紅葉の美しさは山を眺めるのではなく、下から透かすと美しいのをご存知でしょ
うか

年に一度、ライトアップされた山の紅葉を見に行く楽しみを持っていますが、こ
れも同じ、下から透かしてみた紅葉のあかりはまるで黄金のようにまばゆく光
り、枝が重なった空はまるで金色の天蓋のように見えるのです。

ある方に言われて、なるべく赤みのあるシャツを着るようにしているのだけれど
今日は緑、ちょっと顔色が悪く見えるのがいけない。
やはり、熟年に足をつっこんだのなら、それなりに熟した色を着るべきである。

今年は行けるかなと、黄金の天蓋の下、その往路には古い店があり、一度車
を停めて入りたいと思っている。

その店は古い暖簾をかけて、壊れてガタピシ言いそうな引き戸を開けて入る、
ガラスに品書きをベタベタと貼ったような店である。

何年も想像しながら果たせずにいるのだけれど、きっと爺さんか婆さんが店を
守っていて、オデンを出してビールを飲ませるような店なのだ。

そういう店がとても似合うように思える年になり、また濃い目の味に間違いない
焼きソバなどもいただいてみたいと品書きを見て思うのである。

来週にはまた楽しい宴の誘いをいただいた。
海の見える町で、牡蠣を食うのだと言う。 これからの季節は牡蠣がうまい、
何度も訪れて食べるべき、旬のうまさである。

「海のミルクだぞ」と誘い人は言い、「酒に合うな」と舌なめずりをする。

昼間から食べることばかり書いていてはいけないな。 昼の仕事ではんちくに
なって昼飯を抜いてしまった。 仕事をしながら夕飯時を待っている。

黄みの話はどうしたって、ちょいと「君がほしいな」とシャレてみただけでござい
ます。

牡蠣、食いに行こうねえ。


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