三椏の子

カテゴリー │花ばなしい

三椏の子

枝が三つに分かれるから三椏(みつまた)、高級和紙の原料として使われる三椏
が少しづつ花を咲かせ始めています。

山のお母さんの店は山深い沢の上流にあります。
山をたどっても見ることのない三椏が、お店のまわりにだけあるから聞けば、お父
さんが好きで植えたものだと教えてくれました。

春の三椏、桜、夏のネムに秋のアケビと自然を楽しませてくれる山のお店は、とき
どき逃げ込むように出かけるところです。

炭をおこした囲炉裏のテーブルは、顔がホカホカして眠くなるますが、ときどきパチ
ッと火の粉が弾けて目を覚ますのです。

先週の雨で久々に枯れ沢に水が流れていました。
山から流れ出したばかりのゴロゴロ石は、まだ尖っていて歩きにくいけれど、枯れ
沢歩きは見つけにくい花や植物を見つける散策道になるのです。

今年は何回行けるかな、「いつでもいらっしゃい」と笑顔で言ってくれる山のお母さ
んと常連の仲間たち。

また三椏が満開の頃に行きましょう。春を見つけに行きましょう。


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