山の美人さん

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山の美人さん

アヤメもショウブも不思議なもので、アヤメとキーを打ち変換すると「菖蒲」となって
しまう。

どちらの花も似ている為に呼び名がこんがらがっているのだそうだが、どちらが
立っていても美しいのだからいいのだ。
花に出合っても真剣に覚える気がない男は仕方ない。

山は緑を濃くしはじめました。

まだ1週から2週前までは新緑の若き緑がまるで紅葉(この場合緑葉)のように
山を覆っていたのに、思春期の輝きは過ぎ、全ての葉は若者になっている。
山を覆うつもりで茂る若き力に溢れている。

その山にひっそりと「菖蒲」が立っている。

山はその小さくともキリッと立った菖蒲を見下ろし、姿勢を知るのである。

山に生まれた木、足元の小さな草には貴賎の差はありません。

どんな大きさでもキリッと立てば模範となることができるのです。

小さくとも菖蒲は姿勢よくキリリとそこに立っているのです。


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