イチロー的こころ（旧版）

いつもは水のない涸れ沢に雨の恵みのサラサラ水が流れています。

ゴロゴロ尖った石がいっぱいの山奥の秋に水の流れる音が帰ってきたのです。

山の里のみなさんが紅葉祭りの準備をしています。平日休みの人がお弁当を
広げています。

なにもかも静かな山にサラサラと沢の音が聞こえています。

ほら、とつかまえてもらった沢ガニを掌で包めばモゾモゾとくすぐったい。
気づけば足元に小さい宝石たちがたくさんいるのです。

山はもみじもイチョウも色づいてたき火の煙が真っ白く上っていました。
一人ではもったいないなと残念に思います。
仕事を終えてサラサラとした気持ちで見ています。