イチロー的こころ（旧版）

ホライズンとは地平線水平線のことである。それにブルーが
つくならば水平線を眺める心としてみたい。

世界の伝統色のその色と名前を見て何が書けるかに挑戦して
います。

海を行く船は港を出て何キロなどとは言わず距離をマイルで
伝える。

海でゆう距離は「海里」と呼ぶ、あのノーチラス号の冒険を
描く「海底二万マイル（海里）」である。

マイル（海里）とは1,852mである。50マイルならば92.6キロ
となる。
じつは黒潮に乗って回遊する魚を狙おうとするならば、この
程度の距離を行くと聞く。

船で50マイルいけば、ここ静岡県浜松の舞阪からならば伊豆
半島をゆうに越えてゆく。
そこまで行って漁をする。

陸（おか）の人間は道路での距離感を持つが、直線で海を
ゆく漁師さんは海での距離感で話す。

90キロもいけば静岡市をはるかにこえて富士市あたりか。
それを直線にして海に引いて想像しても経験がないものには
わからない。

少年ならば誰もが海里に憧れた。海の冒険小説は男の子たち
の心を船のようにゆさぶり、その探検の話の中に飛び込んで
しぶきをあげていた。

海里である。マイルである。この世界に未だ子供は憧れるの
である。


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