オークションの楽しみ

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オークションの楽しみ

”木”に反応するのは、かつてギターを弾いていたからで、今でもスプルースとか
黒檀などと聞くとギター材を思い浮かべる。

我々の世代はまさにギター世代であり、あの木目の美しさを知る世代である。

仕事がパソコン上であることが多いせいもあり、仕事なのか遊びなのか傍目には
区別がつかないのは、今まで原稿やプランなどを作っていたかと思えば、yahoo
オークションなどを見始めてているからで、時にそんな趣味の世界を彷徨う。

最近はギターのオークションページをよく見ているのです。

便利なことにオークション世界には、我々が欲しいと思うものが大抵は溢れており
こだわりの品から、新品までが手に入る(それが手が出せないのだが)。

ギターオークションでも新品よりも、我らの世代がかつて手にいれたものが多く放
出されていて、ほぉ、ほぉと眺めている。
手に入れる前が楽しい、これもそんな世界であるのです。

ギターの世界も服などと同じ、スタイルを言い出せばきりがなく、一流ブランドから
模したもの、模したものでも優れたもの、全くのオリジナルなどがあり、服のように
こだわれば、きりがない。

そこそこをもってして選び、愉しむことが肝心で、一流の服がその人を一流に見せ
るわけではないのと同じで楽器がが一流の音を作るわけでもない。
愉しみの場にあう選択でよいのだ。

高校生時代は春夏冬休みはもとより、学校の帰りにはアルバイトにいそしんだ。
それは全て楽器の為にあった。

数万円を稼ぎ出し、浜松のヤマハなどに行き、狙っていた楽器を買う。
この楽しみでがんばることができた。

そんな頃の国産ブランドが好きである。

オークションで一本の楽器を見つけてしばしブックマークして愉しんだ。
その頃買った楽器と同じ製造会社のものであることが刺激した。

オークションとは出会いである。またそれを見るタイミングも出会いであるから。
ご縁というものもある。

今は眺めるだけながら、いつかいつかと思いながら時間の余裕を作るのが先なのだ。

その頃の楽器はジャパニーズ・ビンテージなどと呼ばれる。
我々こそがジャパニーズ・ビンテージであるから、似合いのおじさんなのだ。

同期生とまた恋に落ちる日もあるやもしれない。まずは面倒が見られる余裕を作る
ことだ。毎日愛してあげなくてはならないからね。


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