2007年08月23日08:02
朝顔の花しぼんで落ちた道を行くと赤い花が咲いておりました。
緑濃い公園の中はもう真夏の赤はあまりありませんから、とても目立つのです。
入口あたりは美しく植えられていた草の花たちも公園が奥まると木たちの世界
になるのです。
何年もかけて太い幹をつくり、広く深く根をはって、見上げるばかりになった巨木
たちはたくさんの寄生をうけて大きな枝を広げています。
葉と葉は互いに重なり、太陽の全てを受けようと高く広く広がります。
そこはチチッと鳴く鳥たちの安全な棲家でもあるのでした。
赤い花たちは最後の夏に立ち向かって咲いています。まわりのたくさんの赤い
仲間たちとも競います。
「さあ、まだ夏なんですよ」と呼んでいるのでした。
見上げると大きな木からこんな実がぶら下がっておりました。
カチカチッと音のするアメリカンクラッカーのような不思議な実なのでした。
大きくて丸くて、手が届くならばきっと一つ欲しくなってしまうような固い実でした。
不思議に思って木のまわりをまわると、「あぶらぎり」と書いてありましたよ。
桐の木は女の子が産まれると庭に植え、お嫁さんに行く頃には大木になって、
その木から桐の箪笥を作るんだよ。なんてお話を聞いたことがあるのです。
この実はそんな桐がありますよと知らせるものでしょうか
もしかしたら誰もいない時には、カチカチンとアメリカンクラッカーの遊びをして
いるのかもしれませんね。
公園の奥は暗いくらい森に見えました。植物の公園は草や木たちの世界です。
我々はそっと歩き、見上げたり、しゃがんで観察したりしながら、そこを通して
もらうことを感謝しなくてはいけませんね。
夏だよと主張する花とあぶらぎりの実に会ったのは夕方の飯田公園でしたよ。
赤い花摘んで≫
カテゴリー │デキゴト路地
朝顔の花しぼんで落ちた道を行くと赤い花が咲いておりました。
緑濃い公園の中はもう真夏の赤はあまりありませんから、とても目立つのです。
入口あたりは美しく植えられていた草の花たちも公園が奥まると木たちの世界
になるのです。
何年もかけて太い幹をつくり、広く深く根をはって、見上げるばかりになった巨木
たちはたくさんの寄生をうけて大きな枝を広げています。
葉と葉は互いに重なり、太陽の全てを受けようと高く広く広がります。
そこはチチッと鳴く鳥たちの安全な棲家でもあるのでした。
赤い花たちは最後の夏に立ち向かって咲いています。まわりのたくさんの赤い
仲間たちとも競います。
「さあ、まだ夏なんですよ」と呼んでいるのでした。
見上げると大きな木からこんな実がぶら下がっておりました。
カチカチッと音のするアメリカンクラッカーのような不思議な実なのでした。
大きくて丸くて、手が届くならばきっと一つ欲しくなってしまうような固い実でした。
不思議に思って木のまわりをまわると、「あぶらぎり」と書いてありましたよ。
桐の木は女の子が産まれると庭に植え、お嫁さんに行く頃には大木になって、
その木から桐の箪笥を作るんだよ。なんてお話を聞いたことがあるのです。
この実はそんな桐がありますよと知らせるものでしょうか
もしかしたら誰もいない時には、カチカチンとアメリカンクラッカーの遊びをして
いるのかもしれませんね。
公園の奥は暗いくらい森に見えました。植物の公園は草や木たちの世界です。
我々はそっと歩き、見上げたり、しゃがんで観察したりしながら、そこを通して
もらうことを感謝しなくてはいけませんね。
夏だよと主張する花とあぶらぎりの実に会ったのは夕方の飯田公園でしたよ。
この記事へのコメント
散歩っていいですよね♪いろんな発見大好きです(=⌒ー⌒=)
Posted by 藤丸 at 2007年08月23日 11:13
藤丸さん、久しぶりです。
そうそう、いろんなものが見えてくる。
ゆったりとした時間を楽しみたいものですね。
そうそう、いろんなものが見えてくる。
ゆったりとした時間を楽しみたいものですね。
Posted by イチロー at 2007年08月23日 23:34