イチロー的こころ（旧版）

秋の野に出てみれば、緑に萌えるコスモスひとつ。

田の色と正反対な春のような緑の萌えが広がります。冷たい風に映えるのは
秋桜の花。

雨をただ一輪耐えて一人咲く。風雨に一片の花びらを失くしてもやさしさは変
わりはしない。風になびいて揺れています。

ギュッと握りこぶしに固まった蕾は妹たち。

こんな風に咲くのよと一番上の姉さんのコスモスが成長を待っています。

オレンジのコスモスはまだ夏を覚えていて、赤いコスモスは目立ちすぎる。
白いコスモスはさみしいから、ピンクのコスモスがよいのです。

ふわりふわり、風に揺れるさまを見ていると、半袖から冷たい風が吹き込んで
くる。

昨日はじめて車のヒーターをつけました。
ほこりっぽい暖かさで車の窓が曇りました。

秋は確かに来ていますね。