ブロッコリーの春の窓

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ブロッコリーの春の窓

有玉の畑にやってきました。

冬越しの鬼灯の横に植えられたブロッコリーが大きく葉を広げているのをみれば
穴だらけ、葉の一枚一枚を目で追えば、いましたよ。

青虫がしっかりと陽をを浴びていたのでした。(じつは苦手で怖いもの見たさ)

冬の畑で春探しすれば、まだまだ多い枯れ色、土の色。
大きな葉は青虫を太らせて穴だらけ。

でもその穴は、春に続いていたのです。

ブロッコリーの大きな葉っぱのドームに包まれて窓から覗いた春の花、小さな春
が隠れていたのです。

人にも葉にも、その下の小さな花にも平等に光は届く。

光は一番外側にあって、みんなを包んでいるのです。

毎年、畑や田んぼの南の斜面に春を探した頃がありました。
一番の春を見つければ、とても自慢だったものです。

苦手な青虫が陽を浴びて、葉っぱを食べて窓をあけ、窓から射した陽を浴びて、
小さな春が育ちます。

鬼灯の畑にも、少しづつ近づく春の足音が聞こえそうなのでした。


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この記事へのコメント
コメントいたします。
正月5日から、知人がつづけて亡くなりコメントできませんでした。
知人を亡くし、命の大切さを感じました。
春は命の芽吹き、人の関わりを大切にせねばと思います。
「命の写真ありがとう」
Posted by 大黒屋 at 2008年01月10日 10:49
大黒屋さん、私こそごぶさたしてしまいました。
新年の光浴びながら仕事も浴びています。
私たちが行き続けること、これが友人や先人への供養ですね。
Posted by イチローイチロー at 2008年01月10日 18:45
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