祭り花が咲く

イチロー

2008年02月24日 07:32



春の日は一日いちにち成長しています。

小さくポンポンと弾けていた紅い梅はもう全てのつぼみが弾けて春を告げているのです。

冬の間に枝を伸ばすことに一所懸命だった紅い梅はまつりの花のようになりました。

あのお祭りになると配ってもらえる紅い紙の”まつり花のようなのです。
あの花が軒につけられ御神燈が提がればお祭りの知らせとなる。あの祭りのワクワクし
た心が梅の枝にはあるのです。

春の訪れを知らせ私たちの気持ちを”春まつり”にしてくれるのが紅い梅の枝なのでしょう。

梅たちは先に開いたものから順次つぼみを開かせていきます。
全て開ききったら、今度は桃の木にバトンタッチをするのです。

梅の紅が空気を少しだけ染めた後、桃はもっと強い色で枝の間の空気を染めていきます。

全て開ききれば、その空気あるところは桃源郷になるのです。

もう数年行っていませんが、西富士道路を走り河口湖を越え、御坂トンネルを越えると山梨
一宮の桃の春に出会うことができるのです。

今年は何日頃でしょうね。

山が一面に桃の花の空気に包まれて、それは見事なものなのです。

もう少しですね。花が空気を染めていくのです。

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