冬の日溜まり 春を待つ野菜の花
冬寒の道を行けどもまだまだ春遠く、冬晒しの木々にも野にも見るべきものが見つかりません。
春は見つけるもの、寒さの中に日溜まりを探せばそこに春の兆しを見つけることができるのです。
海に近い畑は先人の知恵でこんもりと盛り上がった防風林が作られています。そこに北風を避け、日射しを溜める場所がある。そこは近隣の農家のみなさんが、収穫後の畑から抜いた野菜の捨て場にもなっています。
土に還る前に根を伸ばした一部の野菜はこの日溜まりに育ちます。
大根の花です。
春ならば広く大きく咲く花も、今はまだかじかんだまま、それでも日射しを力に花をつけています。
野菜の花はその野菜の旬には見ることができませんが、収穫期を過ぎれば大きく茎を葉を伸ばしてそこに咲く、春遅くに見る花を、今は春まだ遠い防風林の捨て場に見ることができるのです。
風にチリチリと花を揺らし、それでも日射しに向けて開く花、その中に大根の花もあるのです。
小さな春は探そうと思えばそこにあるのです。
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