黄色の涙
あまりにキレイでパチリ。
黄色のドレスのミニ、もちろん車ですよ。
ミニの大きな瞳に涙が二つ浮かんでいるみたいです。
クルマのデザイン、ディティールにデザイナーのセンスを見つけると、感心して
思わず好きになる。
クルマのアイシカタは偏愛的、フェティッシュなものだったりしますね。
さて、僕もかつて黄色のドレスの子と暮らしたことがありました。
S56年最終型のいすゞ1 17 、彼女はデビュー当初、ハイウェイの貴婦人と
呼ばれた淑女、何処に行くのも一緒でした。
生涯に一番のシアワセ、黄色のドレスが自慢でちょっと気取っていて、イタリア
娘のようで、もっと今風な車からものぞきこまれた。
その頃から忙しくなり、次第に家に残すようになり、不憫になる。
とうとう、言い寄ってきていた友人に嫁ぐことになりました。
今はもっと素敵な黄色のドレスを着せてもらい、友人の経営する建築会社のパ
ンフレットなどで、ときどきモデルをしていると聞いています。
黄色いドレスの彼女は涙を流さず。いつまでもキレイでいてほしいな。
そんな事を思う朝なのでした。
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