大黒さま
大黒の打ち出る小槌を眺めれば 光飛び出して今、歩こうとぞ思う。
小国神社に詣でて、賽銭箱の上に書かれた礼のとおりに拝めば心やすらぐ。
祭られているのは、天照大神、鏡におらします光の神様です。
傍らには小槌ならぬ大槌があるのです。
先日、昨年の夏から書き始めた”
花ばなしい”のきかっけを作っていただいた
大黒屋さんのブログを見ると、小国神社の静かなる様子が掲載されていた。
たまらずその午前に森の小国神社まで車を走らせたのです。
この春は例年になくことが重なります。
そのどれもが、試練だぞ試練だぞと過ぎたことを思い起こし、反省し、試され
ることばかりで、落ち着かず、心の置き場を探していた。
そんな朝に小国神社の写真を見つけることができたのです。
古い森は静かで、目を地に落としながら参道を行きました。
帰りには、目を空に向けて参道を戻りました。
たったそれだけですが、心のありどころが定まったように思いました。
今日、心で送る人がいます。それも心の中に起こる春のひとつです。
大きな槌を振るうことはできませんが、心の中にポンと出たものを大切にふく
らめていきましょう。
過ぎてゆく光の中で、今生かされている自分がポンと飛び出した。
友の写真はそう自分を動かしてくれました。
そっと小槌を振ってくれたのでした。
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