命燃える木

イチロー

2008年04月03日 07:35



命が赤く赤く燃えています。

昨日取材でヤマハ大久保グラウンドラグビー場を訪れると、オフの間に養生
されていた芝が美しい新しい緑に生まれ変わっておりました。

大久保グラウンドは森に囲まれたグラウンドで、見事な桜並木があり、周り
の木々からは鶯の声を聞くことができるのです。

桜は勇気あるラグビーの花でもあります。
昨年のワールドカップでも胸に3つの桜のマークをつけた”ブレイブ・ブロッサ
ムズこと”ジャパンラグビーが活躍しました。

燃える生垣はアカメガシ、桜咲く若き選手たちが走り、闘う緑のグラウンドを
ぐるりと囲んでいます。

今年も新しい若き選手が加わったヤマハラグビー部、初めて選手たちを迎え
るのは勇気の桜と、真っ赤な命、緑の芝たちです。

わずか二ヶ月前、闘い終わった男たちが全て葉を落としたグラウンドを去ると、
4月には新しい命が燃えてくる。
永遠に高く育つ意思を持った男たちがやってくるのです。

強い命の赤を感ずる生垣から、一本の強い意志の木が伸びています。

強く生きようと思う気持ちと、願いが赤い命を強く強くしているのです。

もっともっと強く生きろと願います。命燃えろと祈ります。

今年も去年と何も変わらないのです。今年も闘い続けるのです。そして長い
長いシーズンを共に過ごすのです。

桜はいっときの命を咲かせますが、赤い生垣は葉を落とすことなく強く生きる
のです。

命燃えろ、もっと燃えろ。 そう願い続けるのです。

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