夾竹桃の花は

イチロー

2008年06月25日 13:15



夏の花が咲きだしています。

夾竹桃の花は赤い花、そんな歌がありましたが民家に白を見つけました。

若い日に地域ボランティアをしたのはお歳を召した自治会長さんが毎日黙々
と公園を手入れしていたからでした。

「会長なんて柄じゃないから」と毎日公園の木を剪定し、下草を刈る会長の
姿を見て、地域の人は荒れていた公園を見直し、憩いの場となれば率先して
手伝いを始めたのです。

公園は会長の心のように広く爽やかに生まれ変わったのでした。

会長は公園を残して亡くなったけれど、今も公園には会長がいるように綺麗
にしようと言う心が漂うのです。

強く伸びる夾竹桃は会長と剪定した木でした。
ノコギリで増えた株を伐っても翌年にはまた株が増えてくる。

公園の緑にシャツをビッショリにして立ち向かう会長の思い出があるのです。

夾竹桃の花は白い花、男の汗は銀の粒。

関連記事