トミーという選手

イチロー

2008年11月15日 11:00



日本ラグビー協会から明日の「日本代表 vs アメリカ代表」日本代表出場予定メン
バー
が発表された。

応援しているヤマハからは6番フランカーに木曽一選手、11番ウィングに冨岡耕児
選手、15番フルバックに松下馨選手がスタメン出場となりました。
3人の出場と活躍を期待しています。

もちろん冨岡選手、松下選手は初キャップ(キャップ=公式戦に出場すること)となる。
私たちはジャパンジャージを来た二人を応援できることになります。

さて冨岡耕児選手に注目いただきたいのは、もちろんたぐい稀なるその攻撃センス
でありますが、戦士としてのバランス感覚にご注目いただきたい。


昨シーズンのトップリーグ最終節、ヤマハスタジアムでは東芝部ブレーブルーパス
を迎え、どうしても勝ちたい思いの試合に今回ジャパン選出の木曽、冨岡、松下、
矢富選手は出ていた。 

もちろん今回故障で残念ながら選出からもれた大田尾選手も含めこの試合に賭け
いた。それは偉大なる先輩である村田亙選手の引退セレモニーが試合後には控
えていると知っていたからだった。

試合は東芝が勝利した。どの選手も泣いていた。仲間の引退に花を飾れなかった
くやしさで強いフォワードもバックスの攻撃陣も皆が泣いていた。

冨岡選手が大西選手に歩みより、ガッチリと握手をし、次に矢富、大田尾選手に
握手を交わし、次々と「やりきったんだよ」という握手を繋いでいった。

冨岡選手の攻撃センスは群を抜き、相手をかわしながら進む、試合が終われば
彼はまた選手をめぐり握手を交わしながらチームの心をつないでゆく。

トミー(冨岡選手)とはそういう選手である。明日の試合を楽しみにしています。

ヤマハを応援する心はSEAESな二人にも書いています。
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