やさしさに包まれたなら
古い荒井由美の曲だと覚えていた私たちが、ジブリの魔女の宅急便を見て、また
あの幸せな曲が流れてきた時のしあわせは特別のものでした。
ジブリの作品が私たちの心に響くのは、しまってある子供ごころに響くからです。
青い空をいつまでも見ていた頃、水の流れをドキドキしながら見下ろしていた頃、
暗い押入れが怖かったことなどを思い出させてくれるからなのです。
東向きの窓から朝陽輝く中に耳のレシーバーから「やさしさに包まれたなら」が
流れてきました。
小さな湯のみの感触を両手で包んだ話を書こうと思っていたのに、いつの間にか
自分が幸せに包まれてしまった。
まだ小さくて学校のホウキに跨ってみた頃のように空に舞い上がってゆくような
気持ちになりました。
小さな湯のみに、熱いお茶、小さな幸せはそこにお茶を注ぐたびにあるのです。
クリスマスイブの日には、小さな幸せ探しをいたしましょう。
そうすればやさしさに包まれて暮らせるように思います。
※写真は
ラウンドテーブルからお借りしています。
関連記事