片口の秋

イチロー

2009年09月22日 09:08



久しぶりに”焼きモノ書き”を書いてみたくなりました。

このカテゴリーは友人であるランドマークプランニングのギャラリーである”Round
Table
”のブログに掲載される焼きモノの写真をお借りして何かを書いてみようとい
う試みです。

今朝は片口の写真をお借りしています。

事務所の向かいにあることからこの事務所を開設した頃ご縁ありまして、あるメデ
ィアから取材仕事を頼まれて浜松酒造天神蔵に行きました。

訪ねると対応していただいていのが、当時部長をつとめていらっしゃった内山さん。
天神蔵に内山さんありと言われた女性の番頭さんでした。

天神蔵には平成、明治、昭和、昭和蔵と呼ばれる酒造蔵があります。明治蔵は
明治8年に作られた古い蔵ですが、これを平成の大改修を経て今は地酒、食事処
、ギャラリーとして利用しています。

その取材のご縁で天神蔵のみなさんと知り合い、季節さまざまに企画される地酒
と料理の会に参加させていただきました。

会では自慢の地酒が振舞われます。大きな入れ物に柄杓で片口になみなみと満
たした芳醇な酒が配られます。

酒を酌むという表現がぴったりの明治の蔵の中、杜氏さんのお話を聞き、蔵人さん
と並んで飲む酒は片口から溢れるように注いでいただきました。

酒は徳利でチビリと飲むのも”らしい”ものですが、冷酒を片口から注ぐ豊かさが
たまらないものです。
まだ連休ではある。そして今晩は仲間が呼んでくれています。

片口持っていこうかな。 酒は溢れるほどに酌むのがよい。酒呑みですね。

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