先の2試合での敗戦と引き分けを修整して、第5節vsワールドファイティングブルとの
戦いにのぞんだヤマハジュビロ。
応援しているプロップの中越将通(なかごえまさみち)選手が今期初の1番ジャージ
で出場しました。
ベテランの中越選手は愛称「ゴエさん」、最も闘志溢れる男にして、優しい気遣いが
できる選手として、同僚の高木重保選手とともに、ファンサイト”トラジュビ”開設当初
から気遣っていただいています。
練習グラウンドに行くと、まっさきに目をあわせてくれ、挨拶をしてくれる中越選手。
大久保に楽しく通えるようになったのは2人のおかげなのです。
今年で4期目のトップリーグのどの試合も、取材としてピッチに立たせていただくと、
選手の強さも、悔しさも、喜びも共有できるような気がしてくる。
負けた時には、カメラも選手を終えず、勝ったときには、選手たちのあの素敵な笑顔
を1枚でも多く、全国のファンにお伝えしたいとはりきるのです。
勝利し、バックスタンドの応援団に挨拶に行き、メインスタンド側に戻ってくる選手た
ちの晴れがましい笑顔が好き。
胸をはり、メインスタンドで選手を呼ぶファンや家族に手を振りながら戻ってくる。
そんな場所にいられることを、感謝しています。
メインスタンドに挨拶を終えると、選手やスタッフたちが次々と握手を交わします。
大きな山のような選手たちの握手の群れにいて、シャッターを押していると、ポンと体
を押してくれる人がいる。
中越選手でした。「ありがとうございます」と手を差し出す、その手はさきほどまで、
相手のスクラムを押し返していた手が差し出されています。
ぐっと握ると、うれしくて涙があふれてきます。
大きな手、そして誰よりも、気遣う気持ちを持つ優しい手の中越選手と握手して「おめ
でとうございます」と言えました。
特別な場所に置いてもらっている僕は、ファンを代表して握手をしてもらった。
このことを、ブログでお伝えしたいと思います。
今期はまだ8試合あります。握手の回数は8回、男たちの挑戦を応援して僕も全国
に行って来ます。
握手は、がんばった同士の次への約束なのですから。