オーパの浜

イチロー

2007年11月25日 17:45



天竜川が太平洋に注ぐ河口はあれほどの大河にもかかわらず狭い水域になって
います。

浜松側から伸びた砂州が磐田側へと長く伸び、河口を狭くしているのです。

釣りをしないから、ここは眺めるだけですが、以前ジムニーに乗って河口まで走り
ました。

砂の固いところを選び、小さなエンジンいっぱいに走れば左には川、右には太平洋
が次第に細くなって迫ってきます。
釣りをする人、網を持っている人が転々といて、川と海が迫るこの水域の豊かさが
わかります。

かつて開高腱さんのアラスカから南アメリカ先端までの釣り行「OPA」の景色の中
に砂漠がいきなり寒流に出会う砂浜でのフィッシュキャンプの話が出ていました。

かの地の食料を調達するフィッシュキャンプには一族皆で出かけ、コンクリートと便
座まで持っていくというシーンがあり、大海を相手に釣りをする夢を見たものでした。

遠い南米の砂漠の海のように、4駆が並び、海に竿を振り出している。

釣りに興味があるのに、手を出していない。

「OPA!」はポルトガル語で 『すごい!』 『すばらしい!』 の意味だと言う。

すばらしいぞと竿の群れが言う。

やってみるのは、春からかな。

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