磐田バイパスの見付ICを降り、北へ向い東名磐田ICを越えガードをくぐり、Y字路
を次の信号まで走り、右折すれば左にジュビロ磐田と、ヤマハラグビー部のグラウ
ンドがあるヤマハ大久保グラウンドに到着します。
入り口横の駐車場に車を停め、警備室の前をとおり、坂を上がればジュビロ磐田
の練習グラウンドの周りをめぐる小路に出ます。
その路は四季それぞれの木々が植えられ、今はコロコロとたくさんのドングリが落
ちています。
ヤマハラグビー部の部長であった山田さん(現日本ラグビー協会)に聞いたところで
は、20数年前にここが出来た時から木や花を植え、選手たちや訪れるファンが楽
しめるように少しづつ整備していったそうです。
グラウンドを守り運営するみなさんのおもいやりを感じてこの路を歩けば、四季さま
ざまな楽しみがあるのです。
そのひとつがサッカー練習場の周りのメタセコイアです。
冬には裸の枝だけになり、やがて葉の芽がふく、その葉が大きくなり緑に包まれて
いきます。
秋には鈴のような実をつけ、そして今は緑の葉が茶色に変わりはじめています。
ファンサイトの仕事で毎週大久保に行くと、季節の移り変わりがわかります。
桜に覆われる桜のこと、青々とした月桂樹のこと、ラグビー場の手前の大きな椎
の木のことも、よく知っているのです。
今年の夏はこの小路に大きな青大将が出てきました。
遠めにみるとホースが転がっているように見えました。(昼間はめがねをかけてい
ないからよく見えないのです)
近づくとホースが首をもたげて、蛇だとわかりました。
あまりに驚いて騒ぐから、しばらく警備員さんに会うと「今日は蛇はいませんよ」
なんてからかわれていました。
現在サッカーグラウンドは、夜間練習ができるよう照明の工事が進んでいます。
サッカーもラグビーも、この練習場で練習をして、試合会場に向かいます。
全国どこで戦っても、この練習場に帰ってくる選手たちはスタジアムでなく、練習場
がホームグラウンドなのです。
メタセコイアも赤くなり、やがて冬芝が美しいグラウンドの周りに積もります。
ラグビーは秋から春の試合が続きます。
今週もこの小路を通ってラグビーグラウンドの元気に会いに行くのです。