寒さのムコウに
過ぎた季節を美しくも思いながら、来る季節を待つ心は力をくれるものです。
美しいと思っていた育て続けた実は、言葉どおりに去年結んだ果実、結果
なのです。
赤い実を大切にしていた心が、薄い緑の芽を見つけました。
裸の枝にからみついて育った赤い実は、そろそろ緑の芽に季節のバトンを
渡そうとしているのです。
昨日はスポーツの場にいて、自分の心が去年の実を大切にしていました。
きれいにきれいにと、そんなことを自分の為に考えていました。
試合が終わり心が落ち着くと、新しい緑の芽がたくさんついていることに
気づきました。
育つものは育つ期間が必要です。
みな一年草というわけではなく、ひとむらの青い葉はそれぞれ育つ時間を
必要として大きな花園になることを目指すのです。
小さな芽は背伸びしすぎても花を咲かせることはできない、当たり前のこと
を知るのです。
その幹育つときには多くの暖かい日差しが必要です。
多くの雨も嵐も越えなくてはなりません。
風つよい時には支えをし、毎日育てと思い、声をかけて花咲くことを信じて
待つことが必要です。
こだわりすぎて去年の実こそが美しいと思う心に、緑の芽が重なっている
ことに気づきました。
また新しい成長の春が来るのです。
美しい露の後に、大きく広がる青い葉があるのです。
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