イチロー的こころ（旧版）

畑の温室の横を通れば、チラリと緑と白い花が覗けた。

温室の中はもう暖かい春があふれ、緑が豊かに萌えているのです。
帰り道に、戸が少し開いている温室を覗かせていただきました。

するとどうでしょう。背丈ほどもある豆の畑が続いています。真っ白な豆の花は
ころりと丸い笑顔で迎えてくれましたし、もう花を終えて緑のさやをつけた豆が
ぶら下がっているのです。

ここ２日ほど雪まじりの冷たい風が吹き、凍えておりましたのに温室から流れて
くる空気はむせるほどの緑の匂いがするのです。

今、一番欲しいものは本物の春、ポカポカした陽気の中で過ごすことですね。
それを温室の中に見つけたのでした。

土がほわりと暖かく、緑の空気の中に白い花の香りが満ちている２月の温室は
私達が待ち望んでいる春を一足早く手に入れておりました。

うらやましいですね。

明日は今日より少し暖かくなるそうですよ。でも朝の冷えはもっと厳しいとか

誰かもう春になった温室に招待してくれないでしょうか、たくさんの春を見つけて
春の夢、春の歌を歌いたいですね。

春よこい、早くこい。