緑を覗けば

カテゴリー │花ばなしい

緑を覗けば

春さがしとは花を探すことのみにあらず、緑を覗いて楽しみにするものでもある。

遠くに花を見て、一歩一歩と歩く足の軽さは春の楽しみの一つです。
公園を歩けば、公園を守る人の心が今の花、次の花と歩く私たちの楽しみをも
育ててくれているのに気づかされて、頭が下がるのであります。

冷たい冬には靴に固く感じていた土が、小さな芽生えのふくらみに耕されてふ
っくらもっくらと持ち上がっていることに気づき、じつは花までの道こそが春なの
だと気づかされる。

花が満開になれば、しっかりと次の花へのバトンを渡す、そこに在る花は春の
喜びのチェーンで結ばれているのです。

ピカピカと目に入ってきたのは、丸い花壇に植えられた緑たちです。

次には僕たち、私たちが花を見せるんだよといわんばかりに輝いている。
覗き込んでもまだ幼い緑は、それでもしっかりと花の用意をしているようなの
です。

緑萌えれば、花の楽しみあり、この円形の花壇に何が咲きますか楽しみを見つ
けることができるのです。

花も人も一日にしてならず、花咲く時までが楽しみ、花をつければまたその花は
次の仲間へとバトンタッチしていくのであります。

緑は青と表される、あおあおとした緑に、会おう会おう、春は全てに出会えるの
が楽しみな季節なのです。


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この記事へのコメント
コメントいたします。
秋冬を見つめて来て、春のありがたさがわかります。
緑の色がこんなに綺麗だったと思うのも春。
繊細な心が有るから感じる。

ぼさんに、ラッパの練習と共に春一番がふいたらいし。
Posted by 大黒屋 at 2008年02月25日 08:06
大黒屋さん、コメントありがとうございます。
友に吹く春一番で眠られず、共に吹けと願いを込めるであります。光もさしているようですね。
Posted by イチローイチロー at 2008年02月25日 11:01
コメントいたします。
友に春一番が吹けば、心同じくするものにも春一番が吹きますよ。
光も公平にさしてくれます。
「正しく清い関係であるからこそ」

  喜びは共にあり
Posted by 大黒屋 at 2008年02月25日 11:15
大黒屋さん、コメントありがとうございます。
喜びよ我にもと努力を続けます。
友の喜びを共に、久々の快事を喜んでおります。
Posted by イチローイチロー at 2008年02月26日 15:53
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