イチロー的こころ（旧版）

近くの公園では冬の寒さのように重く茂っていた木が剪定をうけています。

庭師のみなさんが思い切りよく伐る木は少しもったいないとも思うのですが
暗い冬の公園を見事なまでに春の風が吹き通る公園に変えているのです。

散歩にきたベビーカーのお母さんが深呼吸をしています。
お年寄りのご夫婦は陽だまりとなったベンチに腰をかけ、剪定作業の庭師
さんに声をかけているのです。

春は全てに平等にやってくる。
春の光や風は公園のどこからもやってきて公園の空気を暖めているのです。

春のキイロオウエン草の花が頭をもたげてきました。

それまで大きな枝がまだまだ冬なんだよとじゃまをしていたのです。

春は顔をあげて陽射しに顔を向けて生きるのがよいのです。

この花はキイロオウエン草などという名前ではありませんが、「がんばれ
がんばれ」と言ってくれているようでした。

昨日友がくれた電話で心が熱くなったことを思い出したのでした。